ロードバイクのコンポーネント交換その7

ロードバイクのコンポを交換しています。
今回はトランスミッションを仕上げます。
キャップだけでも数種類あります。
ディーラーマニュアルで手順を確かめながら作業していきます。
とにかく複雑で面倒でした(笑)。
フロントディレーラーから始めます。
高さです。ガイドプレートとチェーンリングの距離は1~3mm。
平行にします。
まだケーブルは通していません。
高さと平行を合わせたら、ガイドプレートとチェーンリングが面一になる様に、イン側のアジャスターボルトを調整します。
長さの測り方はブレーキと同じです。このアウターはシマノ推奨OT-SP41。
シフトケーブルを通していきます。
左右レバーからフレームまでの、アウターケーシングの長さを決めます。
レバー側には特殊なノーズ付きのキャップを差し込みます。
これはリアディレーラー側。
フレーム側は防水タイプのキャップがシマノ推奨です。
OT-SP41を使用する場合ケーブルグリスは不要なんだそうです。僕は塗りました。
 インナーケーブルは外側から入れます。
 率直に申し上げて、入れづらいです(笑)。
 とにかく通し辛い。しつこいね(笑)。
グレーの蓋をします。
TL-FD68
BB下のケーブルガイドを経由して、ディレーラーまでケーブルを通しました。
留める前に専用のゲージをあて、ケーブル配線の角度を確認します。
何の意味があるのかよく分かりませんが、シマノの言う通りにします。
確認したらマニュアルに従って、ケーブルをロックするボルト下のプレートを回転。
ケーブルを固定するにも、取り回し方があるので注意です。
フロントのケーブル処理はこんなところです。
日付が変わっています。
リアディレーラーにケーブルを通す前に、チェーンを張ります。
11速チェーンには裏表の区別があります。刻印がある側が外側を向きます。
 前はアウターに掛けます。
スプロケットは11-23T。
後はトップ。
ちょっとぐらいズレても動きますけどね。
チェーン長の測り方は、スプロケットのローギアの「歯数」によって変わります。
11-23Tの場合、2つのプーリーを結ぶ直線が、地面に対して垂直になるのが理想的です。
指で示したところを間違えやすいです。内側をとおします。
ケージの内をちゃんと通っているか確認。
マジックで切るポイントをチェック。
2リンク、つまり外プレート1枚分切っています。
チェーンカッターで切ります。
KMC製。3~5回再利用可。
切ったチェーンはミッシングリンクで繋げます。
使う意味があるのか疑問もあるのですが、思うところもあり使ってみることにします。
はめたら・・・。
専用工具を差し込み、広げるだけです。
ロングノーズキャップとアルミキャップ。
ケーブルを通します。シフトレバーを操作して、トップにしておいてくださいね。
ケーブルの表面が剥げてきます。なにこれ。
矢印にあわせて、軽く引っ張りながら固定。
一番ロー側までレバーを操作します。マニュアルは「L-トリム」とありました。
アジャスタ―ボルトを操作して調整です。やや接触する状態で良しとしました。
と言うかこれ以上内側に行けませんでした。
じゃあディレーラーの調整に入ります。フロントから行きます。
シフトレバーを(3回以上クリック)操作してイン側にチェーンを落としましす。リアは「ロー」。
このガイドプレートの内側とチェーンの間が、0mmから0.5mmが理想です。
ケーブルの張りを調整します。
レバーを操作して(3回以上クリック)、アウターにチェーンを上げます。
マニュアルには「T-トリム」とあります。
この状態から指で触れているレバーを1クリックします。
インに戻すのではなく、その中間で留めます。
アウターストッパーの調整ナットを回して調整。かなり強く張りました。
この状態で、ガイドプレートの内側とチェーンの間が、0mm~0.5mmになるまでケーブルを張ります。
レバーをアウターに戻し、リアはトップにチェーンを落としてます。
ここからアウターの調整です。
今度はガイドプレートの外側とチェーンの間が、0mm~0.5mmになる様にアジャスターボルトを調整します。
フロントは以上です。
次リア行きます。
トップギアと、ガイドプーリーが同一線上に重なるよう、アジャスターボルトを調整。
プーリーケージとスポークが当らないように注意。
ローも同様です。
11-23Tなのでほぼ限界まで近づけています。
ローとトップが決まったら、ガイドプーリーとカセットスプロケットの距離を調整します。Bテンションアジャスターボルトを操作します。
抵抗が生じるギリギリ手前まで近づけるのが良いそうです。
クランクを逆回転して、抵抗の有無を確認。
トップ側も確認します。
疲れました。でもあともうちょっと(笑)。ケーブルの張り調整です。
ギアをセカンドに入れます。クランクを正回転しながら、レバーをサードに入れる手前まで押します。
張りが正常なら、スプロケから「カチカチ」と音がします。
音がなければ、ケーブルが緩い。
サードに入ってしまったら、張り過ぎです。
リアディレーラーのアジャスターバレルか、アウターストッパーで調整します。
ケーブルを切断して、キャップを嵌めます。
これで一通り、チューニングが終わりました。イヤー疲れた(笑)。
前回と今回で主に使った工具。
一連の工程は出来るだけシマノのマニュアルに忠実に従ったものです。
まぁかなりハードルが高いですよね。
少しでも楽に作業を進めたいなら、ケーブルとチェーンを組み付ける前に、前後ディレーラーが正常に動いてくれるか、チェーンが詰まったりしないか、見極めておくのが結構大事になってきます。
前回冒頭の作業は無駄じゃないんです。
とにかくマニュアルを熟読することをお勧めします。
それでも完璧なチューニングって、僕には出来ないです。
取り敢えず、ブレーキとトランスミッションが形になりました。
ここからは実走しながら、チューニングを詰めていくしかないです。

もうすぐ完成ですよ。
次が最後かな。

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