SHIMANO ULTEGRA 6800 リア11速です。 |
僕の愛車surly pacerです。
この日はチェーンの清掃と注油をするつもりで、その前にチェーンチェッカーでチェーンの摩耗具合を確認しました。チェックする際、僕はチェーンを、前アウター。後ローにして、出来るだけチェーンを引っ張っておきます。
突起がチェーンの中に埋没しています。このチェーンは寿命が尽きていることになります。
もう一度言いますが、pacerは半年前の3月にコンポを一新しました。
その時、もちろんチェーンも11速チェーンの新品に交換しています。(ULTEGRAグレードです)
点検時での走行距離は約1700キロ。
・・・いくら何でも短命過ぎません?
5000キロとは言いませんが、3000キロぐらいはもってほしかったなぁ。
この寿命の短さは、僕の走り方や乗り方にも原因はあるでしょう。
でもちょっと納得できないですね。だって、旧コンポは9速チェーンを使ってましたが、3000キロぐらいはもってくれたと思います。
今現在、このチェーンで走行すると、若干変速のレスポンスが落ちたような気はしますが、さしたる違和感は感じません。
しかしこのまま放置しておくと、変速性能の低下、チェーン落ちの頻発、スプロケやチェーンリングの急激な摩耗等、良くないことが起きるのは判っています。
特にチェーンリングは高価なパーツです。大事に使いたいです。
仕方ありません。チェーン交換します。
現行のシマノ11速チェーンは、大きく分けて3種類のグレード、 DuraAce ULTEGRA 105に分かれます。
これはチェーンの構成パーツの「フッ素コート」が、グレードが上がるほど多くなります。
ハイエンドのDuraAceに至っては、ピンが中空構造になっていて、ちょっぴり軽量です。
SHIMANO CN-HG601-11 105グレードです。 アルテだからと言ってアルテグラグレードのチェーンでなくとも、11速なら互換性があります。 |
「ネタ」として、Duraチェーンも良いかと思ってた時がありました。
が、これほど短命なチェーンなら、迷わず一番廉価なチェーンを選ぶことにします。
プーリーを前に押すとチェーンが緩むので、ドライバー等に引っ掛けチェーンを落とします。この状態にしておけば、チェーンにテンションが掛かってないので、チェーンを切った時、バチンとチェーンが跳ねたりしません。
クイックリンクの状態をチェックしておきましょう。これは複数回利用できるタイプです。
もう一方の端を見れば、古いチェーンが伸びているのが判ります。
チェーンチェッカーの精度が「いい加減」なのかと、ちょっと疑っていたんですが、精度はでてますね。
チェーン交換はプーリー清掃の絶好の機会です。
プーリーは回転部がシールドベアリングになっています。
新チェーンを通しました。
プーリーの通し方。別アングルで。ディレーラーの設定は、古チェーンを外した時と同じ設定です。
前はインナー。(ディレーラーをインナーに合わせておくということです。)
プーリーの通し方ですが、指差した所、間違えやすいです。ケージの内側を通します。後も同じです。ハイ側に通します。(ディレーラーをハイに合わせておくということです。)
チェーンに掛かるテンションを出来るだけ小さくするためです。
その方がチェーンを繋げる時に楽です。
BIKE HAND YC-207 |
チェーンの交換作業がとても楽になります。安価な工具なので、持っていて損はないですね。
作業終了です。お疲れさまでした。
新チェーンに同条件(アウター・ロー)で、チェッカーを当ててみました。 これが新品チェーンの状態。あなたのチェーンも今すぐチェックだ(笑)。 |
何となく繊細な印象を持っていましたが、その通りでした(笑)。
世間で、11速チェーンがどの程度普及しているか、僕には知る由もないです。
ただ、この短命さなら、自覚のないまま、寿命を迎えたチェーンで走っている方は、相当数いらっしゃると思います。
リア11速の自転車をお持ちの方は、まめにチェーンを点検したほうが良いですね。
また、これから11速の自転車を購入するとか、お持ちの自転車を11速化する等、検討されている方は、「チェーンの寿命」にも注目しましょう。
自転車のランニングコストに、大きく差が広がりますから。
ではまた。
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追記
さて、チェーンが新品になって何が変わるのか、触れておきたいと思います。
まず駆動音が静かになります。
音がしなくなるということは、それだけ抵抗が減ったと考えて良いでしょう。
また、変速のレスポンスが向上します。
若干ですが変速が素早く決まりますね。
それと、うまく説明できないですが、走りが「シャキ」っとします。
古いチェーンの場合、加速しようとした時、ちょっと「間」が空いて、加速が始まるような感覚があります。
これが新しいチェーンに替わると、この「間」が縮まる、あるいは「同時」に加速していく感覚に変わります。
これは実に気持ちが良いです。
チェーンは徐々に消耗していきます。なので、性能の劣化になかなか気付き難いものです。
取り換えて、改めて気付くんですよね。
そうそう、チェーンのグレードが「ULTEGRA」から「105」にグレードダウンしたのでした。
何か変化があったのかと言うと、何も感じませんでした。(笑)
昔、自転車雑誌の記事かなんかを真に受けて、DURA-ACEグレードのチェーンにわざわざ交換したことがありました。
勿論、何の変化も体感できませんでした。そんなもんですよ。(笑)(耐久性の違いはあるかも)
そんな訳で、僕はチェーンのグレードに全く拘りがないです。
チェーンはグレードの上下に関係なく、まめな注油と、まめな交換が、自転車の性能の維持と向上に繋がるんだなと、再確認しました。
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