自転車チェーンのコストパフォーマンス

長期使用して検証してみたいことがあります。
半年前交換した時の105チェーン。
それは、「シマノ製チェーンの寿命は、グレードの違いによって差があるのか、またどの程度の差が生じるのか」。

シマノロードバイク用11速チェーンは現状、3種のグレードに分かれます。

CN-HG901(DURA-ACE)CN-HG701(ULTEGRA)CN-HG601(105)

上位グレードになればなるほど、値段が上がり、「チェーンの摩擦抵抗が少なくなる」と、シマノは謳っています。
シマノさんが言うなら、事実そうなんでしょう。
ただ、その違いを誰でも体感できるかと言うと、それは難しいんじゃないかと、僕は思っています。(雨の中走るとか、泥道を走るとかなら別かも)

日常で普通に走っているとすれば、チェーンに関しては「摩擦抵抗の多寡」より「耐久力の差」の方が重要です。頻繁に交換とか嫌ですよね。
素直に考えれば、上位グレードのチェーンがより長寿命のはずですが・・・。

HG-601(105)
約1600キロで寿命。
僕のロードバイクのチェーンが寿命を迎えました。
このチェーンで約1600キロ走行できました
グレードは一番下位のHG-601(105)です
HG-701(ULTEGRA)
約1700キロで寿命。
その前に使用していたチェーンはセカンドグレードのHG-701(ULTEGRA)。この時は約1700キロで寿命を迎えました。
これ、距離数がほぼ変わらないですね(笑)。

ただし、単純な比較は出来ないんです。この2種のチェーンは整備の仕方が、全く違いました
前者は50キロ以内には簡単な清掃と注油を欠かしませんでした
アルテチェーンはこのぐらい汚れてからメンテしてました。
一方後者は、200キロ前後までほったらかしていました
マメにお手入れしたほうが、チェーンの消耗を抑えられるのは当たり前ですよね。
言い方を変えれば、整備次第で、安価なチェーンでも寿命を延ばせるのかもしれません

交換のために新チェーンを買いました。HG-901(DURA-ACE)です。
901チェーンと601チェーン、同じ整備方法でどちらがより長寿命か、検証してみようと思います。

もちろん、901チェーンに軍配が上がるとは思います。
しかし両者の価格差も考慮しないわけにはいきません。
(2021年11月現在)601チェーンは¥4,005、901は¥6,606です。
価格差は約1.65倍

耐久力の差も同程度かそれ以上広がるのか。もしかしたら601チェーンの方が価格差と比較してより高耐久ということもあるかもしれません。

この辺をはっきりさせて、自分が使うのに一番適したグレードを見つけ出そうという狙いです。

デュラチェーンですが、触ってみると他のチェーンに比べ、確かに滑らかに動きますね。
じゃあ交換します。
コネクトピンで繋げました。
大した距離は走っていませんが、105とDURA-ACE、両チェーンの性能差は、やっぱり僕には判りません(笑)。

ほんの少し加速が良くなった様な気がしますが、新品になればどんなチェーンでも、これは体感できます。「DURAチェーンのお陰」ではないですね。
さぁ、このチェーンが寿命を迎えた時、続きを書こうと思います。
一体何時になるのやら(笑)。気長にお待ちください。

検証結果は「自転車チェーンをコスパで選ぶ」にまとめました。
同記事もぜひ御一読ください。

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