復活 26インチMTB(組立編)

 ちょい古の26インチMTBをいじっています。
前回、主要なパーツの取り外しと清掃をしました。
これから交換するパーツ等を組んでいきます。
手始めにクランクにチェーンホイールを取り付けます。
チェーンホイールは38TでTIOGA製です。
純正品ではないので、数ミリ「チリ」が合っておらず、うまく嵌りません。
専用品もありますが、法外な値段です。
このクランクは以前から使っていて、久々に分解して思い出しました。
実はこんな物を作って「チリ」を合わせていたんです。
アルミ製の「ドレンワッシャー」の一部を削った、手製のスペーサーです。
スペーサーをあてがうとこんな感じ。
これでチェーンホイールがガタガタにならず、組付けられます。
多少偏心する可能性は有ります。
本締めの際、対角線上のボルトを少しづつ交互に締めます。
ボルトの面圧を均等にする狙いです。
実はチェーンリングを一番外側に取り付ければ、チリも合って収まりは良いのですが、どうしてもここが良い事情があります。
これは次の記事に詳しく書くつもりです。
ボルトの締め付けには5ミリ六角レンチのほかに、こんな専用工具も必要です。
裏側のナットに嵌め合わせて、供回りを防ぎます。
最近のクランクには必要ないかもしれません。
これでクランクの組付けが完成です。

車両に各パーツを取り付けましょう。
ボトムブラケットを入れます。
シェル内にはネジが切ってあります。ここにグリスを塗りこんでおきます。
これからネジや金属同士が接触するところには、潤滑剤は必ず塗布します。
左右の区別があるので注意。
ボトムブラケットは新しいものに交換しました。
旧式のスクウェアテーパーです。
ここはネジ山を舐めるとえらいことになります。最初は手でゆっくり回していきます。
途中で引っかかっても、焦らず一度緩めてやり直すぐらい慎重にねじ込みます。
JIS規格の場合、右は逆ネジです。
軽く体重を乗せて本締めです。
反対側は筒状になっています。これも最初は手でゆっくり回します。正ネジです。
面が合うところまで、入ればいいでしょう。
クランクを嵌めて、ボルトをねじ込みます。
六角レンチで、本締めです。反対側も同様です。

カセットスプロケットを挿入します。フリーボディにグリスを薄く塗布。
ここもネジで固定するんですが、いきなり工具を掛けて回すのではなく、最初は手で回して感触を確かめながらの方が無難です。
体重をかけて本締めです。

リアホイールをフレームに戻し、リアディレーラーの取り付け。
右ブレーキを一旦外して、シフターの装着。
ハンドル右側はこんな感じになりました。
ブレーキレバーが左右均等かチェック。

ここで区切りましょう。
続きます。

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