自転車チェーンルブを「フィニッシュライン ワックスバイクルブリカント」に切り替えました。
それまでは「シマノ チェーンルブ ウェットタイプ」を使っていましたが、ちょうど使い切ったことと、今チェーンの整備法を模索中なので、初めて「ワックス系」のチェーンルブを試しています。
いきなりですが、結論を先に言います。
「フィニッシュライン ワックスバイクルブリカント」は、「使う人を選ぶルブ」だと感じました。
上の写真は「フィニッシュライン ワックスバイクルブリカント」を塗布して、初めて走行して帰ってきた直後のものです。
約40キロ走って来ました、確かにチェーンはきれいに見えますね。
肝心の「潤滑剤」としての性能ですが、走ってみるとチェーンが滑らかに回っている感触はありました。
ただ、ある程度負荷をかけてクランクを回すと「ジリジリ」とチェーンが鳴きます。僕個人の感覚ですが、これが気になるんですよね。
明らかに抵抗が増えたという訳ではないです。人によっては気にならないかもしれません。
それでも、「音が鳴る」ということは、チェーンのコマ同士、あるいはチェーンと他のパーツが、直接擦れ合っていると考えられる訳で、あまり良いことではないでしょう。
ウェットタイプのルブを使っているときは、ここまで音は出ませんでしたね。仮に音が鳴ったとしたら、それはチェーンの寿命が終わった可能性が高いです。チェーンを拭いてみます。それなりに汚れは付着しています。汚れは「付きづらい」のであって、「付かない」わけではないです。そこは誤解しないようにしましょう。
それでも綺麗なものですよね。チェーンを手で触っても殆ど汚れが付きません。スプロケです。
目立った汚れは付いてないです。うっすら黒い粉状のものが付着しています。チェーンリングも同様、綺麗なものです。再塗布して、さらに走りましょう。たった40キロ走行しただけで、このルブの良否は判断できません。
最初はオイルアップはせずに、そのまま走り続けてみようと考えていました。どこまで効果が持続するか知りたかったからです。
しかし、チェーンの「音鳴り」が気になります。このチェーンの状態を放置して走りたくないです。
それにまだルブが、チェーンに回りきっていないのかもしれません。
約40キロ走って来ました、確かにチェーンはきれいに見えますね。
肝心の「潤滑剤」としての性能ですが、走ってみるとチェーンが滑らかに回っている感触はありました。
ただ、ある程度負荷をかけてクランクを回すと「ジリジリ」とチェーンが鳴きます。僕個人の感覚ですが、これが気になるんですよね。
明らかに抵抗が増えたという訳ではないです。人によっては気にならないかもしれません。
それでも、「音が鳴る」ということは、チェーンのコマ同士、あるいはチェーンと他のパーツが、直接擦れ合っていると考えられる訳で、あまり良いことではないでしょう。
ウェットタイプのルブを使っているときは、ここまで音は出ませんでしたね。仮に音が鳴ったとしたら、それはチェーンの寿命が終わった可能性が高いです。チェーンを拭いてみます。それなりに汚れは付着しています。汚れは「付きづらい」のであって、「付かない」わけではないです。そこは誤解しないようにしましょう。
それでも綺麗なものですよね。チェーンを手で触っても殆ど汚れが付きません。スプロケです。
目立った汚れは付いてないです。うっすら黒い粉状のものが付着しています。チェーンリングも同様、綺麗なものです。再塗布して、さらに走りましょう。たった40キロ走行しただけで、このルブの良否は判断できません。
最初はオイルアップはせずに、そのまま走り続けてみようと考えていました。どこまで効果が持続するか知りたかったからです。
しかし、チェーンの「音鳴り」が気になります。このチェーンの状態を放置して走りたくないです。
それにまだルブが、チェーンに回りきっていないのかもしれません。
さらに100キロ以上走行しています。走行に何か変化を感じたかというと、全く変わりません(笑)。
注油のタイミングは50キロ以内に、ぼろ布等で乾拭きをした後、必ず一回は注しています。
ここまで頻繁に注油する必要はないかもしれません。ただやっぱり、チェーンの音鳴りがね、気になるんです。帰るころには、若干チェーンの抵抗を感じるようになりました。(これは気のせいかもしれません)
ワックス系のルブはチェーンをワックスでコーティングし、チェーンと他のパーツの摩擦を防ぎます。当然走行すればワックスは徐々に削れます。
油脂の膜を作るルブとは、仕組みが根本的に違うんですよね。
その違いが「乗り味」に表れているのかな。
ところで、チェーン、チェーンリング、スプロケットの汚れ具合を見てみましょう。
もちろん汚れは付着しますが、外見はやはりきれいですね。
これは何の汚れでしょう?砂や金属粉ではないです。プーリーを見てみます、何か黒い塵が浮いています。拭き取ってみます。真っ黒です。プーリーが最も汚れていますね。
断言は避けますが、黒い粉はチェーンがプーリーと擦れて出来た、プーリーのカスじゃないかな?
音の正体もここかもしれません。金属同士が擦れるような音ではないですし。
なんだかモヤモヤします(笑)。
ホイールブラシです。 |
「フィニッシュライン ワックスバイクルブリカント」。
確かに汚れが付きにくく、掃除は大変楽でが、耐久力や持続力は微妙かなぁ。
ただこれは使う前から予測できたことではありますね。
問題はこのルブはどのようなサイクリストに相性が良いのかということです。
- 雨天は走らない。(推奨されていません)
- 長距離は走らない。(50キロ未満)
- のんびり走る。(チェーンに負荷をかける走りはしない)
- 頻繁に注油するのは良いけど、自転車の掃除は楽にしたい。
ね、「人を選ぶ」でしょ。(笑)
「フィニッシュライン ワックスバイクルブリカント」、僕は気に入ったかと言えば、正直「否」です。
とは言え、まだまだ使いますよ。ワックスがどの程度チェーンを保護するのか知りたいし、第一もったいない(笑)。
チェーンルブの類、チェーンの整備法、調べれば数え切れないほど出てきます。
それだけチェーンは重要なパーツなんでしょう。
楽しみながら色々試してみるのが良いですね。
そのうち自分の走り方により合った方法が見えてくるでしょう。
ただ、あまりに手間とお金が掛かる整備は、結局嫌気がして、やらなくなってしまうものです。
そして整備を怠れば、機材本来の性能がどんどん落ちていきます。
完璧ではないにしろ、お金をかけず、面倒くさくない、継続できる整備が一番です。特にチェーンの整備は。
追記
500キロ以上は走行したと思います。
結局、同ルブの印象は、最初のころと変わりませんでした。
もう試すことはないと思います。
それにしても、あっけなく使い切ってしまいました。
このルブは粘度が全くなく、水のようにシャバシャバです。
チェーンの抵抗が気になるので、厚めに塗布しようと多めに注していたのですが、下に流れてしまうばかりでした。最後の方は諦めました。
この辺も個人的にちょっと微妙ですね。
ここでちょっと、2枚の写真を比較してみます。これは上でも掲載した、チェーンリングの写真です。
同ルブを使い始めて、100キロほど走行した時のものです。これは、同ルブを使い切って最後に走行してきた直後の写真です。
前の写真から約400キロ走行しています。判りやすいように、両写真を繋げました。
摩耗の進行具合がよくわかりますね。
どのようなルブを使っても、チェーンやギヤの摩耗は完全に防げません。
なので、僕はこれについては批評はしません。あくまで「参考」ということで、掲載します。
僕は以前、「(耐久力は別として)ルブの違いは、走行感にほとんど影響しない」と思っていました。
ただワックス系ルブに関しては、考えを改めた方が良いようです。
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