シマノ ホイール WH-7700

ロードバイク用のホイールを貰いました。
シマノ製、WH-7700。
確か、シマノが初めて世に出した「完組ホイール」です。
今からもう30年近く前に発売されたホイールです。
ブルーグリーンのアルマイト処理が綺麗です。
「7700」という型番、判る人は判るでしょう。これは9速時代の「DURA-ACE」のそれです。
実際造られた年代を考慮しても、なかなかに軽いホイールです。
ただ、なぜか「DURA-ACE」のブランド名は付けられず、「SHIMANO」のデカールが貼られています。その辺の事情について僕は不案内です。
フリーボディは10速まで対応。
珍しいのはニップルがハブ側に・・・。
スポークのベント部がリム側面に引っ掛けられています。
前後共にスポークは16本しかありません。攻めてますね。
これから清掃します。
敢えて、力の強いケミカルでの洗浄は避けます。硬く絞った濡れ雑巾か乾拭きです。
アルマイトが変色する可能性もあるし、ハブ内に水が入るのも嫌です。
奥まったところは先の尖ったもので汚れを掻き出します。
ゴミが浮いてきたら、ぼろ布を押し込んで拭き取ります。
外側は十分綺麗になったでしょう。
シマノ製のホイールですから、ハブはカップアンドコーンのベアリングを採用しています。中を開けて様子を見ましょう。
フロントハブから。14ミリのハブレンチが2枚必要です。下のレンチは動かさず、上のレンチを正ネジで緩めます。左右どちらでも開けることが出来ます。
外れました。手に持っているのはロックリング。
ハブシャフトを抜き、「コーン(玉押し)」も抜きます。ベアリングボールが見えます。
雑に扱うとボールが飛び出してきます。
ハブシャフトはアルミ製の様です。コーンやボールに付着したグリスはかなり汚れて、金属が削れた粉状のものが混ざっています。あまり良い状態ではないですね。
ハブ内の「カップ(受け)」のグリスを拭き取りました。
さすがDURA-ACEの型番が冠されいるだけあって、表面の仕上げが綺麗です。
他のパーツはパーツクリーナーで洗浄しました。
ベアリングボールです。若干濁っているようですが、まだ使えるでしょう。
組み立てます。カップにグリス。
コーンにグリスを盛り、シャフトにも薄く塗っておきます。
ボールにもグリスを塗っておきます。指やドライバーなどにくっ付いてくれるからです。
ハブ内のカップにボールを左右同数並べます。
シャフトをそうっと通します。
コーンを回転が止まるまで回し入れます。
最後にロックリングを回し入れて、本締めしたら前輪は終了。
後輪です。同じく14ミリのハブレンチ。
リアハブは、反フリー側から開けます。
ロックリング。
スペーサー。
コーンです。これでシャフトが抜け、ボールも取り出せます。
ベアリングの様子です。前ハブと変わりませんね。
洗浄しました。こっちのハブシャフトはクロモリですね。
前ハブ同様、グリスアップしてボールを並べます。
組み立てました。
振れ取りはやりません。弄り壊しそうです。(笑)
整備は以上になります。
ハブを見ても、なかなか高級なホイールなのが解ります。
僕のロードバイクに取り付けて試してみたい気もするんですが、残念ながら僕の車両は11速なので、スプロケットが入りません。
あと僕はチューブラータイヤ派です。チューブとクリンチャータイヤをわざわざ買うのも嫌です。(チューブレスでもないし、もちろんディスクブレーキにも対応しませんから、需要はもうないでしょうね)

そんなわけで、このホイールは売りに出しました。数千円にしかなりませんでしたが、捨てるよりは良いでしょう。

ではまた。

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