嫁が通勤に使っているシティサイクルです。
前タイヤの空気がすぐ抜けるというので、バルブの虫ゴムを取り換えてみたのですが、改善しませんでした。
前タイヤのアップです。
良く擦り減ってます。
後です。
こっちはまだ山が残っていますね。
両輪とも確か5年から10年、穿かせっぱなしです。これだけ年月が経てば、ゴムが劣化していても不思議ではないですね。
チューブも併せて交換することにします。
タイヤ交換ということは、ホイールを外さないといけません。
シティサイクルのホイールはクイックリリースの様に簡単に素早く外せる機構になっていません。
ハブも汚いです。触りたくないなぁ(笑)。
ほぼ毎日使う嫁の「脚」なので、何日も掛けて整備は出来ません。
今回は駆け足で行きます。
先ず洗車。
ハブを重点的に洗いました。
チェーンに水気は良くないです。洗車後すぐに、ぼろ布などでよく拭いて・・・。
チェーンオイルを注しておきます。
ホイールを外していきます。
自転車をひっくり返します。多分この方法が一番やり易いでしょう。
前輪は14ミリナットで締まっています。
ナット、ワッシャー、泥除けのアーム、脱落防止用のリングの順で外していきます。
後輪はめんどくさいですよ(笑)。
後輪のブレーキ本体がフレームのチェーンステイに固定されています。先にここを開放しておきます。
10ミリレンチでブレーキケーブルを開放。
ブレーキ本体を、10ミリレンチで外します。裏側に10ミリナットがあるので、供回りしないよう、同じ径のレンチを掛けておきます。
表はプラスドライバーでも回せますが、舐めやすいので注意してください。
ブレーキが外れたら、ホイールを留めているナット、ワッシャーを外してしまいましょう。15ミリレンチを使います。反対側も同様です。
赤丸で囲った、ネジとナットは「チェーン引き」と言います。
今度はこれを緩めていきます。反対側も。
ここも10ミリレンチを使います。
(今考えると、先にスタンドを外しておくと楽だったと思います。)
ぶら下がる状態まで緩めておきます。
これで後輪がフリーになりました。
後輪をシートチューブ(画面斜め右下)方向にグッと押してやります。
すると、チェーンが緩むので、ギアから外して外側に垂らしておきます。
スタンドは力ずくで広げて外すしか方法がないですね。
やっと後輪が外れました。
古いタイヤを外しましょう。
バルブコアを抜き、空気を抜きます。
バルブを固定しているナットを外し、バルブを押してホイールの中に沈めます。
タイヤレバーを差し込んで、ビードの一部を露出させます(赤)。
その少し離れた場所にもう一本差し込みビードを外に出します(黄)。
このぐらいビードが出ていれば、どちらかのタイヤレバーをリムに沿ってスライドさせれば、片側は外れるでしょう。
タイヤレバーの差し込む位置はどこでも良いですが、バルブ付近はやり辛いので避けましょう。
チューブを引っ張り出します。ここは逆にバルブから始めます。
チューブが外れれば、後は力尽くでタイヤを外します。
ホイールをチェックします。リムフラップが切れかかっています。
これは交換しないとだめだ。
前ハブがひどいですね、指の力では全く回りません。
分解して、グリスアップすることにします。
パーツクリーナーで洗浄しました。錆や虫食いはないようです。
グリスアップして組付けました。
両輪共に目視で振れているのが判ります。
ざっくりですが振れを取りました。(とても取りキレる振れではなかったです。)
新しいタイヤとチューブです。
このタイヤは IRC METRO 26inch-2.00。
舗装路を走るんですから、敢えてブロックタイヤにする意味はないでしょう。
水はけもそれなりに考えてあるようです。ロゴ側がドライブサイドのタイヤです。 タイヤの片側のビードをリムに入れたら、チューブのバルブをバルブホールに差し込みます。
バルブコア、ナット類は外しておかないと差し込めませんよ。
差し込めたら、バルブコアを戻して、ほんの少し空気を送ります。
こうしておけばチューブをねじったりせずに、リムをタイヤの中に収めることが出来ます。
チューブははみ出ないように、しっかり納めます。
ビードを埋め込んで行きます。
バルブをタイヤ側に押し込んで、リムとチューブの間にビードが入る隙間を作っておきます。
バルブ側から埋め込んだ方が楽だと思います。
力尽くでどんどん嵌めていきましょう。
太いタイヤの場合、力だけではこの辺りが限界です。新品のタイヤは特に硬いですし。
後はタイヤレバーを使っていきます。
レバーを差し込んで少しずつ手前に起こします。
反対側のビードが外れていかないよう手で抑えておきましょう。
それとチューブを傷付けやすいので注意してください。
空気を送ります。その前にチューブの噛み込みがないかチェックしておきましょう。
ナットを軽く締めてホイールが出来上がりました。
フレームに戻しましょう。
前輪は外した時と逆の手順。
外した時と同様、後輪はややこしいですよ(笑)。
ホイールがフレームに対して斜めになっています。直しますが、その前に・・・。
ゆるゆるぐらいが丁度良いです。
ホイールナットが付いていますが、これもゆるゆるです。
自転車をひっくり返し直しました。 後輪を軽く叩いたり、シートチューブ方向にグッと押し込みます。
この段階で、後輪はほぼ全てのパーツは仮留め状態です。
左右のチェーン引きのナットを回して、ホイールを真っ直ぐにするんですが、その前にチェーンのたるみ具合を見ます。
少したるむぐらいでちょうど良いところです。と言うことは、ドライブサイドのチェーン引きはそのまま、反対側のチェーン引きだけ調整すれば良さそうです。
ナットを緩めれば、ドライブ側。
締めれば反対側にホイールが寄ります。
目視で真っ直ぐになっていれば十分でしょう。
ホイールが真っ直ぐになったら、ブレーキとホイールナットの本締めです。
ブレーキケーブルの調整も忘れずに。
タイヤ交換はこれで終了。
ついでに、破れたサドルも・・・。
交換です。
「できたよ~。」と声をかけたら、嫁さん早速試乗してきました。
「漕ぎ出しが少し軽くなったみたい。」だって。
まぁ何よりです(笑)。
今回は時間も限られていたので、説明不足の感もありますが、ご容赦ください。
この自転車は上の子供が生まれた時に買ったから、もう13年使っています。
当時はリアキャリアを取り付けて、その上にチャイルドシートを載せて、夫婦交代で保育園の送り迎えをしてたっけ。
自転車って大事に乗れば、長持ちします。
決して「使い捨て」の道具ではないですよね。
この自転車には、まだまだ頑張ってもらいましょう。
それではまた。
前タイヤの空気がすぐ抜けるというので、バルブの虫ゴムを取り換えてみたのですが、改善しませんでした。
前タイヤのアップです。
良く擦り減ってます。
後です。
こっちはまだ山が残っていますね。
両輪とも確か5年から10年、穿かせっぱなしです。これだけ年月が経てば、ゴムが劣化していても不思議ではないですね。
チューブも併せて交換することにします。
タイヤ交換ということは、ホイールを外さないといけません。
シティサイクルのホイールはクイックリリースの様に簡単に素早く外せる機構になっていません。
ハブも汚いです。触りたくないなぁ(笑)。
ほぼ毎日使う嫁の「脚」なので、何日も掛けて整備は出来ません。
今回は駆け足で行きます。
先ず洗車。
ハブを重点的に洗いました。
チェーンに水気は良くないです。洗車後すぐに、ぼろ布などでよく拭いて・・・。
チェーンオイルを注しておきます。
ホイールを外していきます。
自転車をひっくり返します。多分この方法が一番やり易いでしょう。
前輪は14ミリナットで締まっています。
ナット、ワッシャー、泥除けのアーム、脱落防止用のリングの順で外していきます。
ピンぼけ痛恨のミス!! |
後輪のブレーキ本体がフレームのチェーンステイに固定されています。先にここを開放しておきます。
10ミリレンチでブレーキケーブルを開放。
ブレーキ本体を、10ミリレンチで外します。裏側に10ミリナットがあるので、供回りしないよう、同じ径のレンチを掛けておきます。
表はプラスドライバーでも回せますが、舐めやすいので注意してください。
ブレーキが外れたら、ホイールを留めているナット、ワッシャーを外してしまいましょう。15ミリレンチを使います。反対側も同様です。
赤丸で囲った、ネジとナットは「チェーン引き」と言います。
今度はこれを緩めていきます。反対側も。
ここも10ミリレンチを使います。
(今考えると、先にスタンドを外しておくと楽だったと思います。)
ぶら下がる状態まで緩めておきます。
これで後輪がフリーになりました。
後輪をシートチューブ(画面斜め右下)方向にグッと押してやります。
すると、チェーンが緩むので、ギアから外して外側に垂らしておきます。
スタンドは力ずくで広げて外すしか方法がないですね。
やっと後輪が外れました。
古いタイヤを外しましょう。
バルブコアを抜き、空気を抜きます。
バルブを固定しているナットを外し、バルブを押してホイールの中に沈めます。
タイヤレバーを差し込んで、ビードの一部を露出させます(赤)。
その少し離れた場所にもう一本差し込みビードを外に出します(黄)。
このぐらいビードが出ていれば、どちらかのタイヤレバーをリムに沿ってスライドさせれば、片側は外れるでしょう。
タイヤレバーの差し込む位置はどこでも良いですが、バルブ付近はやり辛いので避けましょう。
チューブを引っ張り出します。ここは逆にバルブから始めます。
チューブが外れれば、後は力尽くでタイヤを外します。
ホイールをチェックします。リムフラップが切れかかっています。
これは交換しないとだめだ。
お昼を買いがてら、近所のホームセンターでリムフラップを買ってきました。
このホイールはシティサイクルでは珍しい、26インチHEのリムを採用しています。合うものがなくて、少し幅が広いですね。まぁ大丈夫だと思います。
ハブの状態ですが、リアハブはまあ問題なさそうです。前ハブがひどいですね、指の力では全く回りません。
分解して、グリスアップすることにします。
パーツクリーナーで洗浄しました。錆や虫食いはないようです。
グリスアップして組付けました。
両輪共に目視で振れているのが判ります。
ざっくりですが振れを取りました。(とても取りキレる振れではなかったです。)
新しいタイヤとチューブです。
このタイヤは IRC METRO 26inch-2.00。
舗装路を走るんですから、敢えてブロックタイヤにする意味はないでしょう。
水はけもそれなりに考えてあるようです。ロゴ側がドライブサイドのタイヤです。 タイヤの片側のビードをリムに入れたら、チューブのバルブをバルブホールに差し込みます。
バルブコア、ナット類は外しておかないと差し込めませんよ。
差し込めたら、バルブコアを戻して、ほんの少し空気を送ります。
こうしておけばチューブをねじったりせずに、リムをタイヤの中に収めることが出来ます。
チューブははみ出ないように、しっかり納めます。
ビードを埋め込んで行きます。
バルブをタイヤ側に押し込んで、リムとチューブの間にビードが入る隙間を作っておきます。
バルブ側から埋め込んだ方が楽だと思います。
力尽くでどんどん嵌めていきましょう。
太いタイヤの場合、力だけではこの辺りが限界です。新品のタイヤは特に硬いですし。
後はタイヤレバーを使っていきます。
レバーを差し込んで少しずつ手前に起こします。
反対側のビードが外れていかないよう手で抑えておきましょう。
それとチューブを傷付けやすいので注意してください。
空気を送ります。その前にチューブの噛み込みがないかチェックしておきましょう。
ナットを軽く締めてホイールが出来上がりました。
フレームに戻しましょう。
前輪は外した時と逆の手順。
外した時と同様、後輪はややこしいですよ(笑)。
ホイールがフレームに対して斜めになっています。直しますが、その前に・・・。
チェーン引きがフレームエンドに引っ掛かる様にナットを回して調整しておきます。
スタンドを取り付け、ブレーキとブレーキワイヤーを仮留めします。ゆるゆるぐらいが丁度良いです。
ホイールナットが付いていますが、これもゆるゆるです。
この段階で、後輪はほぼ全てのパーツは仮留め状態です。
左右のチェーン引きのナットを回して、ホイールを真っ直ぐにするんですが、その前にチェーンのたるみ具合を見ます。
少したるむぐらいでちょうど良いところです。と言うことは、ドライブサイドのチェーン引きはそのまま、反対側のチェーン引きだけ調整すれば良さそうです。
ナットを緩めれば、ドライブ側。
締めれば反対側にホイールが寄ります。
目視で真っ直ぐになっていれば十分でしょう。
ホイールが真っ直ぐになったら、ブレーキとホイールナットの本締めです。
ブレーキケーブルの調整も忘れずに。
タイヤ交換はこれで終了。
ついでに、破れたサドルも・・・。
交換です。
「できたよ~。」と声をかけたら、嫁さん早速試乗してきました。
「漕ぎ出しが少し軽くなったみたい。」だって。
まぁ何よりです(笑)。
今回は時間も限られていたので、説明不足の感もありますが、ご容赦ください。
この自転車は上の子供が生まれた時に買ったから、もう13年使っています。
当時はリアキャリアを取り付けて、その上にチャイルドシートを載せて、夫婦交代で保育園の送り迎えをしてたっけ。
自転車って大事に乗れば、長持ちします。
決して「使い捨て」の道具ではないですよね。
この自転車には、まだまだ頑張ってもらいましょう。
それではまた。
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