ビンディングシューズ交換 SHIMANO RC5(SH-RC502)

ビンディングシューズを買いました。
SHIMANO RC5(SH-RC502)
シマノさんの同種のシューズの中でミドルレンジに位置するようです。
どのへんがカーボンでナイロンなのかよく見てもわかりませんでした。
クリート取り付けのネジ穴は3箇所のロード用ビンディングペダル専用です。
ソールはカーボンと強化ナイロンを組み合わせているそうです。すごく硬いです。
上位の型は更に硬いらしいです。
BOAダイヤルが付いてます。ちょっと憧れてました。
今回は、このRC-5にクリートを取り付けます。
クリートは今まで使っていたこのビンディングシューズから外して使いまわします。
2万キロぐらい使えました。
ちなみにこのシューズは、MERLIN RC1。自転車系の海外通販サイトで購入しました。
おそらくこれ以上低価格なサイクルシューズはないでしょう。ビンディングペダルを試してみたい方には丁度いいと思います。(気になる方はこちら
僕は4年前に購入しましたが、もうボロボロでマジックテープも効かなくなっています。
クリートを移すわけですが、取り付け位置にはそれなりにこだわりたいです。
新しいシューズに代えても違和感なく同じ位置に取り付けたいところです。
さてどうしますか。
ソールを表にしてつま先を揃えて並べます。
RC5の目盛りを利用して、クリートにマーキングします。
この目盛りとマーキングを重ねれば、うまくいくんじゃないかと考えたわけです。
シューズとクリートの間に挟まっているのは、シマノ製のスペーサーです。
ちなみにこのクリートは、DixNaファスト48MGペダルの純正クリートです。
といってもLOOK KEO互換のクリートです。(気になる方はこちら
ボルトの締め付け力に負けて、ネジ穴が浮き上がってます。
やっぱり寿命だね。
左足のネジ穴の一つがもげてしまいました。
どうしようこれ(笑)。
ボルトを回収しないとクリートが使い回せません。
買っといて良かった。
諦めました(笑)。買い置きをおろします。
マーキングを写します。
錆と焼付き防止の目的で、ボルトにグリスを塗っておきます。
グリスは普通の汎用グリスです。
マーキングとシューズの目盛りを重ねてみました。
取り付けは可能ですが、クリートがほぼ限界までつま先寄りになってしまいます。
本当にこれで良いのかなぁ?
しばらく逡巡して当初の予定より約1センチ後退させて取り付けました。
まぁどうせ一発で位置が決まるとも思っていなかったので、先ずはこれで試してみます。

自転車のパーツを交換する時、体の一部が直接触れるところは、微調整を繰り返しながらポジションを詰めていく必要があります。
クリートも例外ではないです。
当分の間モヤモヤしながら走る事になりそうです。

ということで走っています。
クリートの位置は不思議なもので、更に2〜3ミリ踵よりに後退するとしっくりしました。
さてRC-5の使用感ですが・・・。
最初に感じたのはソールの「硬さ」です。漕ぎ出した瞬間に判りました。
ペダリング中ソールがよれる感覚が全くありません。というか、今までのシューズはよれてたんだと、初めて気づきました(笑)。
特にダンシング時に顕著に感じられます。以前のシューズではフニャフニャして腰砕け状態になることがしばしばあったのですが、ダンシングがうまくなったんじゃないかと錯覚してしまいます(笑)。僕はクロモリフレームに乗っているんですが、このフニャフニャ感は「これがクロモリの撓りか」と勝手に思い込んでいました(笑)。靴だったんですね。
また、靴内の遊びがよりなくなり、足にピッタリはまっています。
今まで引き足の時に、足裏が靴底から浮いてしまう感じが気持ち悪かったんですが、これはピッタリくっ付いてくれます。
以上の事柄は、好ましい事と捉えていいでしょう。しかし良いことだけでもありませんでした。
最初、走り始めて30分ぐらいから、つま先が少し痺れてきます。2時間ほど走った頃には脚全体が以前より疲労が濃いのが判ります。よくプロ仕様や上級者用の機材を素人が使うと、「脚にくる」とか言われたりしますが、多分それでしょう(笑)。
まぁ回を重ねるごとに慣れてはいきましたが。

ロードバイクでは機材の性能は「軽さ」、「剛さ」、「空気抵抗の少なさ」、「摺動部分の抵抗の少なさ」で測られるものです。最近は機材の成形の自由度が広がり、もっぱら空気抵抗に重きが置かれているようですが、重量を抑えつつ剛性も向上している機材は、高性能であると評価されます。乗り手が入力した力を、クランクやフレームがよれて吸収してしまっては、力の無駄遣いと言えます。
今回僕が購入したビンディングシューズRC-5もこの考えを踏襲しています。これで、自分の足にぴったりな「遊び」のないサイズを選べば、一般のサイクリストなら満足できるクオリティーを持っています。
とは言えビンディングペダルデビューにこのシューズを選ぶのは避けたほうが無難でしょう。私達が普段履くスニーカーなどの普通の靴と、RC-5ではソールの固さがあまりに違いすぎて、膝や腰に負担がかかりすぎる可能性があります。
最初から良いものを買ってしまうのは良い判断です。ただしビンディングシューズに関しては、もう少しコンフォート寄りの(できれば安価な)ものから試したほうが安心です。
ハイエンドや上級者向きの機材は魅力的に感じるものですが、果たして自分に使いこなせるのか、冷静に判断してから購入したいものです。

ではまた。

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