ロードバイク用ステム TNI アルミCNC

 ロードバイク用にステムを買いました。
たぶんアルミ材から削り出したんでしょう。
「TNI」のAヘッドステムです。ホームページには商品名が「アルミCNC」とあります。
オンロード専用のステムです。
コラムサイズは1-1/8。1インチ用のスペーサーも付属していました。

今現在、僕のロードバイクに取り付けているステムです。
実はコラムを締め込むボルトを舐めてしまいました。
ボルトは専用品なので、テキトーなものを代用するのは危険です。ステムごと交換することに決めました。

こんな理由なので、ポジションをいじりたいわけではありません。
むしろその逆で、できる限りポジションは変えたくないです。

寸法を測りましょう。
突き出し長さはコラム芯からハンドル芯まで105ミリ。5ミリ刻みはかなり珍しいです。
コラムハイトは45ミリ。
自転車の各部の寸法を測るとき、ノギスは必須です。
ハンドルクランプ径は26ミリです。旧い規格です。
ステムの角度は、平地にバイクを置いて、やや上を向いています。正確に測るのは難しいですが82度あたりでしょう。

この寸法にほぼ合致するのは「アルミCNC」ぐらいしかありませんでした。購入動機はそれだけです。

交換作業前にハンドル位置をを測っておきます。ブレーキレバーの下面で測りました。
ハンドルを外してから・・・。
トップキャップ、コラムスペーサー、ステム本体を外します。

両ステムを比較しましょう。長さはドンピシャですが・・・。
ハイトの情報も載せていただきたいです。
コラムハイトが違います。
ここ、販売元のトライスポーツさんの公式HPにも情報がありませんでした。
測ったら35ミリでした。
このままではチリが合いません。そこで・・・。
旧ステムは45ミリですから、上下に5ミリスペーサーをかませます。

全てのボルトにグリスを塗ります。
このコラムは鉄です。ここにもグリス。
取り付けます。コラムのネジは緩いままにしておきます。
この時注意したいのが、ヘッドセットの嵌め合わせです。上の写真はズレてます。
嵌りました。ここは必ずチェックです。
ハンドルの位置調整をしつつ仮留めしました。
ハンドルクランプのボルト4本は均等に締め付けます。面圧を均一にする狙いです。
対角線のボルトを交互に締め付けます。
ノギスで隙間の幅を見ています。上下で隙間が違う場合は面倒でもやり直した方が無難です。
前輪をロックして前後に車体を揺すり、ガタがなくなるまでトップキャップのボルトを締めます。
コラムを挟むボルトをは緩いままで、ヘッドの玉当たりを調整。
ステムとフロントホイールを真っ直ぐにして本締めします。
作業終了です。お疲れ様でした。
ちょっと跨ってみましたがポジションに違和感はないです。
(やはりピッタリ同じにはなりませんでした)
今までのステムが太かっただけかもしれませんが、「華奢」な感じがしますね。

さて、走ってきました。
違和感は全くなしです。少々肩透かしを食らいました。(笑)
まぁ狙い通りで結構なことなんですが。

僕はあまり機材には煩くない方だと思います。
ただこのステム、¥2500でお釣りが来ました。ちょっと使い物になるのか心配でしたが、杞憂でした。
初見「剛性不足」じゃないかなと思ったのですが、全然そんなことありません。
勿論印象は人それぞれに違うでしょうが、一般的なアマチュアサイクリストなら、十分満足できる品質でしょう。
精度も申し分ありませんでした。
おまけの写真。
突き出し105ミリで159g。
ハンドルクランプ径31.8ミリも商品展開されています。
突き出し長さが5ミリ刻みで選べる、他所にはない良品です。

ではまた。

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