「TNI」のAヘッドステムです。ホームページには商品名が「アルミCNC」とあります。
実はコラムを締め込むボルトを舐めてしまいました。
ボルトは専用品なので、テキトーなものを代用するのは危険です。ステムごと交換することに決めました。
こんな理由なので、ポジションをいじりたいわけではありません。
むしろその逆で、できる限りポジションは変えたくないです。
寸法を測りましょう。
ステムの角度は、平地にバイクを置いて、やや上を向いています。正確に測るのは難しいですが82度あたりでしょう。
この寸法にほぼ合致するのは「アルミCNC」ぐらいしかありませんでした。購入動機はそれだけです。
交換作業前にハンドル位置をを測っておきます。ブレーキレバーの下面で測りました。
トップキャップ、コラムスペーサー、ステム本体を外します。
ハイトの情報も載せていただきたいです。 |
コラムハイトが違います。
ここ、販売元のトライスポーツさんの公式HPにも情報がありませんでした。
全てのボルトにグリスを塗ります。このコラムは鉄です。ここにもグリス。取り付けます。コラムのネジは緩いままにしておきます。この時注意したいのが、ヘッドセットの嵌め合わせです。上の写真はズレてます。嵌りました。ここは必ずチェックです。ハンドルの位置調整をしつつ仮留めしました。
ハンドルクランプのボルト4本は均等に締め付けます。面圧を均一にする狙いです。
対角線のボルトを交互に締め付けます。ノギスで隙間の幅を見ています。上下で隙間が違う場合は面倒でもやり直した方が無難です。
コラムを挟むボルトをは緩いままで、ヘッドの玉当たりを調整。ステムとフロントホイールを真っ直ぐにして本締めします。
前輪をロックして前後に車体を揺すり、ガタがなくなるまでトップキャップのボルトを締めます。 |
作業終了です。お疲れ様でした。
ちょっと跨ってみましたがポジションに違和感はないです。(やはりピッタリ同じにはなりませんでした)
今までのステムが太かっただけかもしれませんが、「華奢」な感じがしますね。
さて、走ってきました。
違和感は全くなしです。少々肩透かしを食らいました。(笑)
まぁ狙い通りで結構なことなんですが。
僕はあまり機材には煩くない方だと思います。
ただこのステム、¥2500でお釣りが来ました。ちょっと使い物になるのか心配でしたが、杞憂でした。
初見「剛性不足」じゃないかなと思ったのですが、全然そんなことありません。
勿論印象は人それぞれに違うでしょうが、一般的なアマチュアサイクリストなら、十分満足できる品質でしょう。
精度も申し分ありませんでした。
おまけの写真。 突き出し105ミリで159g。 |
ハンドルクランプ径31.8ミリも商品展開されています。
突き出し長さが5ミリ刻みで選べる、他所にはない良品です。
ではまた。
関連記事「自転車 ステム交換 トルク管理と振動吸収の話」
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