自分に合うビンディングペダル DixNaファスト48MGペダル

先日ペダルを交換しました。(ペダルを交換しました
「DixNaファスト48MGペダル」。
今回はこのペダルを使用しての感想をまとめたいと思います。
「48」という数字は、クランクからペダルの踏み面の中心が48ミリであることを表しています。一般的なペダルは53ミリ前後らしいです。
このペダルを交換することで、「Qファクター」を通常のペダルより約1センチ、狭めることができます。地味にポジションを変更したわけです。
最初何を感じたかと言うと、左右の足幅が「狭い」ではなく、サドルの「低さ」に違和感を持ちました。いつもより膝が伸びていない感じです。
ペダルもですがクリートも変わったせいでしょう。
元の高さを記録しておくために、テープを張っておきます。
そこで、サドルの高さを4ミリ上げ、腰の位置は落ち着きました。
さて、「左右の足の間隔の違いを体感できたのか」ですが、「体感できた」と書くと大袈裟な表現になってしまいます。「一応そんな感じはする」ぐらいです。
じゃあ大した違いはなかったかと言うと、自分の「感覚」としてはそうでした。ただ、面白い発見がありました。
ペダルを交換し、Qファクターを1センチ狭めてから直後、左膝がトップチューブにしばしば当たることに気が付きました。
これは、加速しようと力を込める時、特に起こります。
僕のペダリングの悪い癖でしょう。もともと左脚のペダリングが下手で、左膝が内に入っていたのが、Qファクターを狭めたことで判ったんじゃないかと、想像しています。
そういえば、無理をすると左膝が痛くなることがあります。因果関係があるかも。
それとコーナリング時などで、足がクランクに当たるのが判ります。
特に危険を感じることはありませんが。
自転車から降りて歩く場合は、断然MTB用ペダルが良いです。
「ファスト48MGペダル」に交換する前、僕はシマノ製のSPDペダルを愛用していました。
クリートの大きさが大きく変わったので、踏み心地が変わるだろうと予想していましたが、思ったほどの違いはなかったですね。
ロード用の方が安定しているというか、「硬いものを踏んでいる感じ」はします。
ただMTB用でも、「どっちでも良いやと」言うのが僕の正直な感想です。
で、今まで両面キャッチのビンディングペダルからロード用の片面キャッチに切り替わったのですが、やはり最初は思うように嵌めることが出来ず手こずりました。
このペダルはクリートを固定するスプリング部分が重く下にさがります。さらにペダルの裏側(クリートをキャッチするのとは反対側)が少し上を向きます。
足を真上から下ろしてくると、キャッチ面の反対を踏むことに。
今までは、シューズをペダルの真上から踏めば嵌めることが出来たのですが、それだとキャッチ面が下側に来てしまい、いつまでたっても嵌りません。
ペダルの後ろから斜め下におろす。
コツは足を後ろから斜めに滑り込ませるようにすれば良いようです。
最初こそ苦戦しましたが、今はすっかり慣れてほぼストレスは感じません。

さて、結局のところ「48ペダル」に替えてペダルを回し易くなったのか?
正直にいえば、よく判りません(笑)。
もちろんペダル交換をして、その「変化」を体感することは出来ました(微かにね)。
それが何かの改善に繋がったか、それとも改悪だったのか、簡単に割り切れるものではないですね。
一応断っておきますが、「DixNaファスト48MGペダル」は十分な性能を持ち、欠点の見あたらない良いペダルですし、小柄な人向けに設計された希少なペダルだと思います。
だいたいパーツ交換と言うのは、いつもこんな感じでモヤモヤした感想になっちゃうことがほとんどですよね。
もっと使い込まないとわからないな。
塗装が弱いのが欠点かもしれません。性能上何の問題もありませんが。
ところで、ペダルの「評価軸」って何でしょう?
「軽さ」と「剛性」でしょうか?
ベアリングの「抵抗の少なさ」でしょうか?
たしかに軽くて硬くて低抵抗なペダルは、「良いペダル」と言えます。間違ってはいません。
しかし、フレームやステム、ハンドルなどのサイズ(つまりポジション)には執拗に拘るのに、ペダルのサイズにバリエーションが乏しいというのは変なことだと思うんです。
身長180センチの人と、160センチの人が同じペダル(同じQファクター)で走る。
どんなに高性能なペダルだとしても、それが本当に自分に合ったペダルなのか、一考してみてみるのは大事だなと思うわけです。





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