チューブラーホイールを組み終えて(その2)

チューブラーホイールを組み終えて(その1)の続きです。
最初にお断りしておきます。
新旧ホイールとタイヤの主に重量を比較しますが、単純に優劣は決められません。
なんといってもWOとチューブラーはその構造が違っています。
タイヤの太さも違います。細いほうが転がり抵抗が小さいですが、グリップ力はどうでしょう?
耐久性はどうでしょう。旧ホイールは「高性能」とは言えませんが、10年以上使えました。新ホイールは何年壊れずに使えるでしょうか?
軽さは重要な要素ですが、経済性、耐久性や扱い易さなども良い機材の条件ではないでしょうか?
 
先ず旧ホイールの重量から
フロントホイール870g。
リアはばらして計測。アレックスリムAT450、520g。結構重いですね。
NOVATEC製のハブ378g。
スポーク194g。

真鍮ニップル33g。
リアホイールは1125g。前後で1995g。 リムフラップとQRは外して計測しています。


新ホイール行きます。

MAVIC Reflexの銀リム。合わせて785g。1本392.5g。リムは前後で約255g軽量化に成功。
シマノ アルテグラ6800前ハブ。160g。
同じく6800フリーハブ332g。
シマノ製品は、何んというか面白みがないですが、コストと性能のバランスが一番良いと思います。 
中のベアリングもカートリッジでなくバラ玉なので、定期的にメンテすれば長持ちするでしょう。スモールパーツも入手しやすいです。
リアのスポーク、ホシ#14/15バデット32本200g。あれ、ちょっと重くなった。
同上のスポークで、フロント用32本。196g。
DTswissのアルミニップル12mm。24g.。
余りがでたので、24-5=19g。
新ホイール、トータルで1692g。303g軽量化できました。(QRは外して計測しています。)
リムが1本あたり100g以上軽くなり、ニップルも片輪で20g以上軽くなります。
ほぼ思惑通りに行きました。
もっと軽量のハブにして、スポークを減らせば、1500g台も狙えそうですが。

コストもかかりますし、振れ取りなどのメンテのやり易さを考えれば、ここらが妥当でしょう。

次にタイヤを比較します。
panarecerパセラ23c。総重量520g。結構使っているので、新品はもう少し重いかもしれないですね。
CONTINENTALのブチルチューブ。2本で204g
タイヤとチューブで合計724g.。になります。
参考までにリムテープ34g。
次、新タイヤです。

SOYOスーパーマキシマム-290ブラック、2本595g。
「練習用」として扱われる、経済的なタイヤです。タイヤ幅が21.5mm。もう少し太いほうが扱いやすそうですが、どうでしょう。
724-595=129g。 片輪で約64g軽くなりました。
リムテープ分も引けばもっと軽くなりますね。いや、リムセメントの重量もあるからどうでしょう?。20gぐらい使ってるのかしら?
 

この辺は保留にしておいても、概ね思惑通り、ホイール外周を前に比べ、300g後半軽くすることに成功したようです。
 

さて、少々品の宜しくない内容ですが、掛かった金額も載せておきます。(2017年7月現在 税込み 送料込み)
  • シマノ6800前後ハブ ¥12331
  • MAVIC Reflex ペア GBP62.76(eBayで購入。約¥9800)
  • スポーク 星バテット#14/15 64本 ¥4147
  • DTアルミニップル 64個 ¥1382
  • SOYO スーパーマキシマム-290 2本 ¥5184
  • SOYO リムセメント ¥756
合計金額約¥33600です。
ホイールだけなら、3万円でお釣りがきます
 
残念なことに、この価格帯の完組チューブラホイールはまず販売していないでしょう。
ショップに頼むか、自分で組むかしか選択肢がないんです。
 
僕はただのホビーサイクリストです。そしてお金持ちではありません。w
お金をあまり掛けず、丈夫で長持ち、そして「良く進むホイール」が欲しいのです。
新ホイールは、そんな欲望を程よいバランスで満たしていると 自負していますが、如何でしょう?

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