ホイールを壊してしまってから、随分経ってしまいました。
いよいよ組んでいきます。
いよいよ組んでいきます。
スポークのネジ部とニップルにオイルを指しておきます。色々調べてみましたが、オイルは何でもいい様です。一家に一缶「CRC5-56」にしました。
緩み止めは今回も使いません。
緩み止めは今回も使いません。
選んだリムは「MAVIC Reflex」です。チューブラーリムです。
一度チューブラーホイールを試してみたかったんです。理由はまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
このリムは穴が左右に振られています。ハイトの低いリムですから、ニップルの角度を鋭角に保つための工夫でしょう。
ハブの左右フランジもこの穴振りに合わせて組んでいきます。
一度チューブラーホイールを試してみたかったんです。理由はまた別の機会に詳しく書きたいと思います。
このリムは穴が左右に振られています。ハイトの低いリムですから、ニップルの角度を鋭角に保つための工夫でしょう。
ハブの左右フランジもこの穴振りに合わせて組んでいきます。
先に言っておきます。のっけから間違えました。
組もうとしているのはイタリアンのタンジェント組です。
スポークを上から通していきます。どちらを上にしても理屈は同じです。
イタリアン組の場合、まず下のスポークは写真のように向かって左に差し込みます。
しかし、今回は右に差し込まなければうまく組めませんでした。後ほど説明します。
組もうとしているのはイタリアンのタンジェント組です。
スポークを上から通していきます。どちらを上にしても理屈は同じです。
イタリアン組の場合、まず下のスポークは写真のように向かって左に差し込みます。
しかし、今回は右に差し込まなければうまく組めませんでした。後ほど説明します。
気づかないまま、一個飛ばしでスポークを差し込んでいきます。
これが本来のイタリアンですが、今回僕が組もうとしているのは「ヨンロク組」と呼ばれるものです。フリー側を2クロス4本取り、ハンフリーを3クロス6本取りとする、変則的な組み方です。
ちなみに「ヨンロク組」は大阪の知る人ぞ知る名店、「のムラボ」が提唱している組み方です。この組み方のメリットは、「左右スポークのテンション差の是正に一役かう」と言うことですが、百聞は一見に如かず。試してみようと思います。
これが本来のイタリアンですが、今回僕が組もうとしているのは「ヨンロク組」と呼ばれるものです。フリー側を2クロス4本取り、ハンフリーを3クロス6本取りとする、変則的な組み方です。
ちなみに「ヨンロク組」は大阪の知る人ぞ知る名店、「のムラボ」が提唱している組み方です。この組み方のメリットは、「左右スポークのテンション差の是正に一役かう」と言うことですが、百聞は一見に如かず。試してみようと思います。
ひっくり返して、残りの穴に上からスポークを差し込みます。
仮組を始めます。輪ゴム2つと爪楊枝があると作業がはかどります。
使わない側のスポークは輪ゴムで束ねておきます。
こうしないとスポークが邪魔で作業が煩雑になってしまいます。
こうしないとスポークが邪魔で作業が煩雑になってしまいます。
爪楊枝はニップルに挿して
作業が早くなりまし、ニップルをリムの中に落としてしまうこともないです。
また締めこみすぎないように注意します。そうしないと後半きつくなってきます。
また締めこみすぎないように注意します。そうしないと後半きつくなってきます。
フリー側からスポークを留めていきます。
フランジの内側を通っているスポークを「エルボーイン」と言います。
このエルボーインのスポークどれでもよいので、バルブ穴(黄色い付箋)の左隣りに留めます。
この時ニップルで留めるリムの穴振りが、仮留めしようとしているフランジと同じ側になっているかも確認します。
そして、留めたスポークからホイールの進行方向に数えて4番目のスポーク(必ずフランジ外側「エルボーアウト」のはず)を、先に留めたスポークの内側にくぐらせ交差した状態で、一個飛ばしの左側に留めます。
フランジの内側を通っているスポークを「エルボーイン」と言います。
このエルボーインのスポークどれでもよいので、バルブ穴(黄色い付箋)の左隣りに留めます。
この時ニップルで留めるリムの穴振りが、仮留めしようとしているフランジと同じ側になっているかも確認します。
そして、留めたスポークからホイールの進行方向に数えて4番目のスポーク(必ずフランジ外側「エルボーアウト」のはず)を、先に留めたスポークの内側にくぐらせ交差した状態で、一個飛ばしの左側に留めます。
あとはこの2本を一組と考えて、繰り返すだけです。上の写真では進行方向に次のエルボーインのスポークとそこから数えて4本目のエルボーアウトを交差さて一個飛ばしで留めていきます。
フリー側が組めました。
反フリー側に移ります。
上の写真はスポークの通しの間違えに気づき、直した後に撮影しています。
今度はエルボーアウトをバルブ穴の左隣に留め、エルボーインを進行方向に一つ飛んだ穴に留めます。ここでもスポーク同士はフランジの外側から出るものは内側に、内側は外側に交差させます。
反フリー側は6本組なので数えて6本目のスポークを組み合わせます。
上の写真はスポークの通しの間違えに気づき、直した後に撮影しています。
今度はエルボーアウトをバルブ穴の左隣に留め、エルボーインを進行方向に一つ飛んだ穴に留めます。ここでもスポーク同士はフランジの外側から出るものは内側に、内側は外側に交差させます。
反フリー側は6本組なので数えて6本目のスポークを組み合わせます。
2回目です。
フリー側と組み合わせるスポークの間隔が違うだけで、やり方は同じです。
写真では、進行方向逆から隣のエルボーアウトのスポークを空いているリム穴に一個飛ばしで留め、6個目のエルボーインを飛ばした穴に交差させて留めています。
イタリアン組は駆動力を最も多く伝えるスポークが左右どちらもエルボーアウトになります。ホイールを組む時、進行方向を常に意識していると迷わないと思います。
さてスポークを編んでいくとき、バルブ穴の垂直線上にはポンプのヘッドを入れるためのスペースを空けておく必要があります。
ハイトの低いリムなら大丈夫そうですが、守ったほうが善いルールですし、手順を間違えなければ、自然とそうなるはずです。
この辺りで、「スポークのフランジの通し方が違っているんじゃないか?」と気付きました。
またホイールを組んでいると、片側半分を組み終わって逆側を組むという時、どのスポークを起点にして始めて良いのか戸惑います。
この見極め方も後ほど考えていきます。
フリー側と組み合わせるスポークの間隔が違うだけで、やり方は同じです。
写真では、進行方向逆から隣のエルボーアウトのスポークを空いているリム穴に一個飛ばしで留め、6個目のエルボーインを飛ばした穴に交差させて留めています。
イタリアン組は駆動力を最も多く伝えるスポークが左右どちらもエルボーアウトになります。ホイールを組む時、進行方向を常に意識していると迷わないと思います。
さてスポークを編んでいくとき、バルブ穴の垂直線上にはポンプのヘッドを入れるためのスペースを空けておく必要があります。
ハイトの低いリムなら大丈夫そうですが、守ったほうが善いルールですし、手順を間違えなければ、自然とそうなるはずです。
この辺りで、「スポークのフランジの通し方が違っているんじゃないか?」と気付きました。
またホイールを組んでいると、片側半分を組み終わって逆側を組むという時、どのスポークを起点にして始めて良いのか戸惑います。
この見極め方も後ほど考えていきます。
リアの仮組が終わりました。
フロントに移ります。
フロントハブは左右対称なので、向きをよく確認しておきます。
フロントハブは左右対称なので、向きをよく確認しておきます。
フロントはイタリアン2クロス4本取りにします。
なので、写真の通し方で正解です。
なので、写真の通し方で正解です。
やり方は両側ともに4本取りと言うだけで、リアと同じです。
視点を変るとこんな感じ。
フリー側の仮留めが終わりました。
反フリー側に移りました。
ここで先送りした疑問を解決したいと思います。
反対側はどこを起点にするかですが、まず先に仮止めした側の、バルブ穴の隣に留めた、スポークのフランジの位置に注目です。
フランジの穴振りは左右でズレてはいますが、写真のようにバルブ穴から垂直線を垂らして、左右でだいたい「対」になるスポークが、バルブ穴の両隣に留まります。
ただしこれは左右同じタンジェント組にした場合です。
そしてこのスポークはイタリアン組の場合、それぞれエルボーインとエルボーアウトで「対」になります。
ここで先送りした疑問を解決したいと思います。
反対側はどこを起点にするかですが、まず先に仮止めした側の、バルブ穴の隣に留めた、スポークのフランジの位置に注目です。
フランジの穴振りは左右でズレてはいますが、写真のようにバルブ穴から垂直線を垂らして、左右でだいたい「対」になるスポークが、バルブ穴の両隣に留まります。
ただしこれは左右同じタンジェント組にした場合です。
そしてこのスポークはイタリアン組の場合、それぞれエルボーインとエルボーアウトで「対」になります。
リアを見てみます。
フリー4本ハンフリー6本なので対にはならず、手前の反フリー側は一つズレる格好になります。
ただし、スポークのフランジの通り方は対になっています。
「のっけから間違えた」原因はここです。
通常のイタリアン組は、このスポークはエルボーインになってしまいます。ハブの左右で対になるスポークを選ばず、一個ずらしているからです。
これではエルボーイン同士がバルブ穴隣に差し込まれることになり、「イタリアン組」ではなく「JIS組」と呼ばれるものになります。
(写真は直した後のものです。)
この辺を整理して把握すれば、反対側の起点で悩むことはなくなりそうです。
ただ、穴を間違えたら絶対に組めないので直ぐに気づきます。(経験済みw)
フリー4本ハンフリー6本なので対にはならず、手前の反フリー側は一つズレる格好になります。
ただし、スポークのフランジの通り方は対になっています。
「のっけから間違えた」原因はここです。
通常のイタリアン組は、このスポークはエルボーインになってしまいます。ハブの左右で対になるスポークを選ばず、一個ずらしているからです。
これではエルボーイン同士がバルブ穴隣に差し込まれることになり、「イタリアン組」ではなく「JIS組」と呼ばれるものになります。
(写真は直した後のものです。)
この辺を整理して把握すれば、反対側の起点で悩むことはなくなりそうです。
ただ、穴を間違えたら絶対に組めないので直ぐに気づきます。(経験済みw)
仮留めが終わったら、マイナスドライバーでネジ山が見えなくなるまで締めこんでおきます。
仮組終了です。
後ほど「のムラボ」さんのブログを再度拝見したところ、ヨンロク組のスポークとフランジの注意点を詳細にご指摘されていました。
僕の勉強不足でした。反省です。
話は変わりますが、プロショップがここまでノウハウを公開していることに驚きました、 奇特なお店です。ありがたいことです。
長い記事になってしまいました。
後ほど「のムラボ」さんのブログを再度拝見したところ、ヨンロク組のスポークとフランジの注意点を詳細にご指摘されていました。
僕の勉強不足でした。反省です。
話は変わりますが、プロショップがここまでノウハウを公開していることに驚きました、 奇特なお店です。ありがたいことです。
長い記事になってしまいました。
続きはまた今度にしましょう。
関連記事「チューブラーホイールを組む(その2)」
関連記事 手組ホイールの基礎知識
追記
この記事とはまた違った手順で、ホイールを組みました。
ご参考までにどうぞ。
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