自転車チューブラーリムのセメント剥がしグッズあれこれ

チューブラーホイールに付着した古いセメントを剥がします。
セメント剥離に必要または便利そうなグッズを用意しました。左から「チューブラータイヤレバー」、「リムセメントリムーバー」、「リムセメントクリーナー」です。
セメントは基本重ね塗りができます。しかし無限にできるわけではないので、何時かは剥がすときが来ます。
で、この作業は実に手間がかかります。加えてちっとも面白くないです。(笑)
今回は3つのアイテムを使って、少しでも短時間でそして楽に、セメントが剥離できる方法を探っていきます。
じゃあはじめにタイヤを剥がします。「スーパーB」というメーカーから、チューブラータイヤ専用のタイヤレバーが販売されています。
グレーの2本がタイヤレバー、黒はリムに残ったセメントやテープを削り取る「スクレイパー」です。
まずタイヤレバーを実際に使ってみます。丸く反り返った方をタイヤとリムの間にグリグリと差し込んで剥がしていきます。
プラスチック製なので、リムを傷つけ辛いのは好いですが、正直使い易くはないですね。
その原因は、レバーが柔らかすぎるからです。手で簡単にたわんでしまいます。
タイヤを剥がす際、レバーにはかなりの力がかかります。これだと力が逃げてしまいますね。
普段チューブラータイヤを剥がす時、僕はドライバーを使います。こっちのほうがたわまないので断然使いやすいですね。
でも、コンパクトなので携帯工具として利用価値はありそうです。樹脂製で傷がつきづらいからカーボンリムに向いてそうです。
ただ僕はアルミリムを使っているので、鉄製のタイヤレバーを携行すれば問題無いですね。こっちのほうが使いやすいし。
今回、タイヤレバーはおまけみたいなものです。本命はスクレイパーです。
リムにあてがってみます。これもビミョーだなぁ。
スクレイパー先端の丸みとリムの丸みが噛み合っていないので、リムの底に隙間ができてしまいます。
これだと肝心な部分のセメントを削り取れないです。これはきっと今どきのワイド幅のリムに合わせているからかもしれません。僕のリムはmavic reflexです。古いナローリムです。
まぁちょっとこれは一旦保留です。
次、「リムセメントリムバー」いきましょう。これは「スギノ」から出ています。
このツールは電動ドリルに装着して使います。
実はこのリムーバー、カーボンリム用となっています。アルミリムに使えないことはないと思いますが、どうでしょうか。
これもさっきのスクレイパーと同じです。リムーバーが厚すぎてセメントに接触してません。
まぁとりあえずやってみます。回転させながらリムにあてがい、何とかセメントに接触させます。
セメントが削れている気配がない(笑)。そして大量の青い削りカスがセメントにくっつきます(笑)。
やはりカーボンのワイドリムじゃないと、機能してくれないのかな。
なんだろうこの徒労感・・・(笑)。
めげずに次です。
「ビバ」が販売する「セメントクリーナー」です。これはセメント剥がしグッズの定番中の定番です。
中身はシンナーみたいなもので、蓋についた刷毛で液をセメントに塗ると、セメントが柔らかくなり、拭き取ったり、削り取ることが出来ます。
「出来る」とは言ってもこれがかなり根気のいる厄介な作業で、簡単に綺麗にはなりません。塗っては拭いての繰り返しで、最後には手とリムがベタベタになります。
ここで前出のスーパーBのスクレイパーを使ってみます。
予想通りです。肝心なところに届いてない。

疲れました。今日はこのくらいにしておきます。

日を改め、このまま惨敗では納得できないので、スクレイパーの先端形状を加工しました。
両サイドを削って、リムの奥まで届くようにします。
おお!削れましたよ。これなら使えそうです。
またセメントクリーナーを塗って、ぼろ布で拭き取ります。
結局、3回程クリーナーを塗って、削ったり拭き取ったりを繰り返し、ここまで綺麗になりました。
当初の目的だった、「短時間で楽」には程遠い結果になりました(笑)。
まぁこんな時もあります。

チューブラーホイールまたはタイヤ関連で便利そうなグッズが有ればまた試してみます。
ではまた。


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