復活 26インチMTB(その後)

ちょい古の26インチMTBをカスタムしました。
テンショナーはシマノALFINE CT5500。
カスタム前はシングルスピード仕様で使っていたものを・・・。
ディレーラーはACERA。カセットスプロケット11-30T。
リア8速に変更しました。
フロントはシングルです。チェーンリングはTIOGA。38T。
正直に言うと、もう少し質の良いチェーンリングにしたいところです。
少しフリクションを感じます。
たったこれだけですが、変速機能が加わると自転車の性格が変わりますね。
シングルスピードも好いものですが、多段化すると効率よく走れるのは確かです。行動半径も広がります。
最近は近所の川原でコーヒーを淹れたり。
本格的に山道を走りたいなら、後ロー30T、前38Tでは厳しいです。
場合によって押して歩くのもアリなら、これでも十分でしょう。
ちょっとしたダート道をのんびり走ったり。
もちろん近所のお使いにも重宝してます。

言い方は悪いですが、「シマノ製の安物パーツ」で、自転車にトランスミッションを組み込んだわけですが、想像以上に高性能で驚いています。
キビキビ変速してくれて、詰まるようなことは全くないです。
ディレーラーの調整も手こずることはなく、素直に決まりました。
シマノさんの技術力の高さに加え、8速トランスミッションが機械として無理のない設計だからでしょう。
ギアは8枚しかありませんから、「レンジが足りない」とか「クロスレシオに出来ない」等、弱点は確かにあります
より速く走りたい」とか「どんな道でも走破したい」なんて人には向いていないですね。
ただ、こだわりなく自分のペースで無理なく快適に走りたい人には、8速は最適です。
繊細な扱いは不要だし、チェーンは丈夫だし、何しろ安いです。

さて、僕の26インチMTB、8速トランスミッション。どちらもとっくの昔に輪界の主流からは外れてしまいました。
でもそれらは、スポーツ自転車の進化の過程で陳腐化してしまったからではないんです。
26インチのホイールは車高を低く抑え、小柄な人には扱いやすいはずです。
8速の魅力は先に書いた通りです。
安物でも古臭くても、そのものの「価値」を計るのは、自分自身の「物差し」でありたいものです。
それが出来れば、自転車はもっと自由で楽しい乗り物にきっとなります。

ではまた。

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