僕の(大してない)経験上TUFOというメーカーのチューブラータイヤは、かなりきついです。
その中で、自分史上最悪に嵌め辛いタイヤに出会いました。
TUFO ELITE RIDE 23です。
タイヤって多少なり伸び縮みするものです。でないと絶対にホイールに嵌りません。
しかしこのタイヤ、かなりの力自慢でもない限り、素手で伸ばしてリムに嵌めるのはまず不可能でしょう。
断っておきますが、TUFO ELITE RIDE 23が「ダメなタイヤ」だと言ってるんじゃないですよ。
むしろその逆で、耐久性にはやや不安がありますが、軽量で良く転がるタイヤです。
走行性能そのものは本当に良いです。
今回は、そんな嵌め辛いチューブラータイヤを少しでも楽に嵌める方法を考えました。
用意するものです。ビニール紐とタイヤレバーです。
ビニール紐は30cmほど切ったものを7,8本用意しておきます。
タイヤレバーはプラスチック製が妥当でしょう。リムを傷つけ難いです。
これはパークツールのタイヤレバーです。 |
さらにタイヤレバーは平べったくて、先が丸く反り返ってフック状になっているものが理想的です。
出来るだけ安価なものが良いですね。レバーは傷だらけになります。
作業を始めます。タイヤはバルブを起点に両側均等にリムに乗せていきます。
凡そ半周まで来たら、ビニール紐でリムとタイヤをきつく結びます。
さらに乗せながらこまめに結んでおきます。
この辺りで素手で嵌めることが出来なくなりました。
ここからタイヤレバーの出番です。
タイヤとリムの間にレバーを差し込み、リムの端にレバーのフックを引っ掛けます。
引っ掛けながら、タイヤレバーを上にグイっと上に持ち上げます。
手で抑えながら、タイヤレバーを抜きます。
ここでもしタイヤが外れそうなら、追加でビニール紐を結んでおきます。
これを繰り返します。
紐で結ぶ意味は、タイヤの脱落防止です。緩んでいる個所 があったら、都度きつく結び直します。
嵌りました。
「簡単で楽」とは言い難いですが、この方法なら確実に嵌められるんじゃないでしょうか。
本番前に一度練習しておくのも良いでしょう。
チューブラータイヤに興味があっても二の足を踏んでいる方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
「チューブラータイヤって難しい、大変」。そんなイメージがあると思います。
こんな記事を書いておいて今更ですが、このタイヤはかなり特殊な例だとお考え下さい。
それにTUFOのタイヤは嵌め辛い分、タイヤのセンターが素直に決まります。
チューブラータイヤは、クリンチャーと比べてネガティブな要素は確かにありますが、それを補って余りある良さもあります。(チューブレスは使ったことないので判りませんが。)
チューブラータイヤの良さは走ってみればわかります。
ではまた。
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