使い古したチェーンはどうなっているか

この前チェーンを交換しました。古いほうは一部を切り取って、捨てずに残しておきました。
チェーンはどのように摩耗していくのでしょう。個人的にちょっと気になっていたので、新品のチェーンとも比較しながら、観察してみましょう。
6000キロ以上走ったチェーンです。パーツクリーナーを3~4回くぐらせて表面上は綺麗になっています。
外プレートの「HG」の刻印のあたりが削れているのが、一目で判ります。
別アングルで。
外プレートの角が削れ丸くなっています。内プレートにも摩耗痕が見えます。
新品のチェーンと比べてみましょう。上が新しいものです。
同一のものが用意できなかったのですが、何処が擦り減っているのか、よく判ると思います。
分解します。
新旧分解しました。
古いチェーンです。
やっぱりと言うか、内側やパーツ同士が重なる部分は汚れが残っています。
パーツクリーナー程度ではチェーンの隅々まで綺麗にすることは、無理があるようです。
洗浄して更にアップして、比べてみます。内プレートです。
右が古いチェーン、左が新チェーン(以下配置は同じです)。
外プレートと重なっている部分、ローラーが嵌まっていた部分が、きれいに削られています。
内側のギヤの歯が当っていた部分が偏摩耗しているのが判ります。
外プレート。
内プレートと重なるところが同じように摩耗しています。
右上、外プレートの内側の汚れは、焼き付いてしまった様で取れませんでした。
ローラーです。
内側に筋が出来ているのが、よく判ります。
内プレートに引っ掛かる所だけ削れ、真ん中が残ったのでしょう。
ピンです。
長さが違うのは、新チェーンが8速用だからです。
薄っすらですがこれも摩耗しています。
ローラーの外側も凸凹してますね。

一体こんなことして何の得があるのか、僕にもよく判りません(笑)。
ただ、摩耗の激しい部分が原因で変速不良が起きるのだろうことは、判るような気がします。
それに関連して、チェーンの汚れを如何に隅々まで綺麗に落とすかも大事ですね。その汚れも摩耗を早める原因でしょう。
今のチェーンのクリーニング方法では、ちょっと不十分な気がしてきました。
あと、もう少しまめにチェーンは替えた方が良いですね(笑)。

ではまた。

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