オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その11

ワンタッチピクニカのオーバーホール。
ハブの問題が一応解決したので、フレームの整備に戻りましょう。
上の写真はシートチューブの中です。毎度のことながら錆びてます。
シートポストの着脱が結構渋いです。ここを何とかしましょう。
CRC-556を吹いて・・・。
1000番の紙やすりで磨きます。
ふき取って・・・。
多少綺麗にはなりましたね。
焼け石に水のような気もしますが・・・。
シートポストにもやりましょう。
磨きます。
錆を落としていたら、亀裂を発見してしまいました。
他に亀裂はないか、サドルを外して点検します。
亀裂はここだけの様です。
このシートポスト、どうやら表面に薄い金属が巻かれていて、それに亀裂が入っているようで、中まで割れてはいません。
一応使えると判断しました。
このサドルですが、加島サドルです。
外したついでに、後で掃除してやりましょう。
シートポストだけフレームに戻します。
スプレーグリスを吹いて・・・。
締め付けには、5mm六角レンチが2本必要です。
片方を供回りしないように固定して、もう片方で締めます。
はみ出たグリスを拭き取ります。
埃が付きますから。
BBを分解してそのままになっていました。
リテーナーの状態が悪かったので、新しいものを購入しました。
組んでしまいましょう。
カップアンドコーンのベアリングの組みつけは、やることはほぼ同じです。
リテーナーにグリスを馴染ませておきます。
カップにグリスを盛ってリテーナーを収めます。
リテーナーには向きがあります、間違えないよう注意しましょう。
シャフトにもグリス。
ここは滅多に分解するところではないです。長期間持つよう、ガッツリグリスを盛っておきます。
フレーム側にもグリスを全体に塗ります。
右側(ギア側)からねじ込みます。ワンも左用、右用があるので注意。
ここは逆ネジです。
BBツールを使って、終わりまでしっかり締め込みます。
右側のカップは、チェーンケースを取り付けるためのスペースが設けられています。
左側に移り、シャフトを通します。シャフトも左右が決まっています
左用カップを回し入れます。ここは正ネジ。
ここからはベアリングの「圧」の調整です。
シャフトを持ちながらBBツールをねじ込んで、シャフトのガタツキがなくなる所を探ります。
次にロックリングを締めて、シャフトの回転を見てやります。
大体一発では決まりません。
少しガタツキがあったので、ロックリングを緩め、ワンをほんの少し締めます。
そして、ロックリングを締めこんで、具合を見てやります。
この繰り返しです。
納得出来たら、はみ出たグリスを吹きとっておきます。
右に戻り、チェーンケースの裏側を取り付けてBBの整備は終了です。
続きます。

関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その1
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その2
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その3
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その4
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その6
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その7
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その8
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その12
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その13
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その14
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その15
関連記事 オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その16





コメント