オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その10

ワンタッチピクニカのオーバーホール。
色々とっ散らかった状況ですが、遅々として進んでいます(笑)。
そう、リアハブのフリー用のベアリングボールが届きました。
このフリーは錆びで固着して全く機能していない状態でした。
出来る限り錆を落とし、ボールは交換することにしたのですが、うまく直ってくれるでしょうか。
ボールは1/8インチ、全部で52個。グリスを馴染ませておきます。
ボールが収まる所にグリスを詰めます。
グリスに埋め込むように26個づつ並べます。
はみ出た余分なグリスを拭きとります。
本体に戻しました。
フリー内に使ったグリスは、普通のグリスです。
本来ここには使うべきではないかもしれません。
グリスが多すぎると爪の動きが緩慢になり、モッサリした印象のフリーになることがあります。
とはいえ、オイルの様な油脂だと、シールなどないフリーなので、すぐに流れてしまうでしょう。
様子を見ながら、調整しましょう。
仮留めしてフリーが空転するか確認します。
空転しますね。でもなんか動きが鈍い。
一度ばらします。
グリスがはみ出ています。多かったみたい。
拭き取りましょう。
少しはましになりましたが、モッサリ感はまだありますね。
まぁし方ありません。フリーは空転するようになったんだから、良しとしましょう。
貫通ドライバーで凹を叩いて本締めです。ここは逆ネジです。
リアハブを仕上げてしまいましょう。
シティサイクル系のリアハブは脱着が面倒なので、長期間持つように、多めにグリスを盛りました。
反対側も。
この銀色のお皿は後輪のブレーキの一部です、バンドが接触しますので、油脂は厳禁です。気を付けましょう。
シャフトにグリス。
バンドには付けないように。
おっと、これを忘れてました。
シールの役割をしているのかな。
反対側にも埋め込みます。
玉押しをねじ込みます。
締め込み過ぎず、軽く当たるまでで良いです。
15mmハブスパナで玉押しを固定し、ロックリングを締めます。
シャフトをつまんで、回転させて、ガタがあったり、あるいは締めすぎと感じるなら、ロックリングを緩めて、玉押しを調整し、またロックリングを締めて、圧のかかり具合を見ます。
コツさえつかめば、難しい作業ではないです。

はみ出たグリスを拭きとり、リアホイールが直りました。
何とかなりましたよ。良かったぁ(笑)。
続きます。

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