オーバーホール「ワンタッチピクニカ」その2

ブリヂストン「ワンタッチピクニカ」をオーバーホールする事になりました。
まずは分解しないと何も始まりません。
ですがその前に、車体の重要な個所を観察して、「ちゃんと分解できるか」、「必要な工具は何か」など大凡でも見当をつけておきます。
リアホイールは15mmナットでとめられています。
チェーンはギチギチに張られていて、ハブはリヤエンドの奥まで入っています。
チェーンを張りすぎると、抵抗がうまれ、漕ぎが重くなります。
チェーン引きがないので、ホイールが斜めに寄ってしまったのかもしれませんね。
それでエンドの奥まで突っ込んで、チェーンを詰めたのかもしれません。
フロントホイールは14mm。メガネレンチの方が舐めづらくていいですね。
買っておこう。


前ブレーキの格部分。10mmと9mmレンチがあれば取り外せます。
(写真を撮り忘れましたが、フォークの裏側は10mmです。)
クランクです。キャップを外そうとしたら、パキッと割れてしまいました。
まぁ片方はすでに紛失しているので、新しいものに替えましょう。
ちょっと気がかりなのは、クランクがナットで締められていることです。
ここは普通ボルトで締めるものなんじゃないかなぁ。
BBの先端にネジが切ってあるのかしら?
ナットは14mmです。ここは普通のレンチは使えません。
シマノの「コッタレスクランク抜き」。
なるほどね。
ピッタリ嵌ります。
これは、カセットスプロケットを外す時に使うものですが(シマノ製です)、右端のフック状の部分。
BBの分解に使えそうです。
でもちょっと掛りが浅いような気もします。 専用品を買おうかなぁ。
ペダルです。
このキャップを開ければ、中の構造が解ると思います。
真ん中に六角レンチの穴が開いてますが、すでに舐めた跡があります。
怖くて突っ込めないですね。
何か手立てはないかと、ノギスで大きさを計っていたら、
手で回せました(笑)。
中のベアリングが見えますね。
ロックナット、舌付ワッシャー、玉押しナットのシンプルな構造の様です。
ロックナットは12mm。
ヘッドパーツです。
上にキャップのようなものがかぶさっています。これは5mm六角レンチで相チャンして緩めれば、動かせました。
ここは動きがかなり渋いです。
ロックナットを緩めるには、さっきBBに当てた例のフックが使えそうです。
舐めないように静かに回します。
中をのぞくことが出来ました。
この茶色いのは錆か酸化したグリスか・・・。
ヘッドパーツの構造は大体つかめました。
それは良かったのですが、ステム一体型のハンドルを抜くことが出来ません。
ヘッドパーツの上にあったキャップ状のパーツが、割りの入ったスレッド部分を締め付けて、ステムを固定しているんじゃないかと思ったのですが、ピクリとも動きません。
固着か、別の方法で固定しているのか、あるいは嵌め殺しになっているのか?
そうだ、タイヤのサイズが解らない。
雑巾で拭ってやると、標記を見つけることが出来ました。
12 1/2   X   2 1/4
ネットで探してみましたが同サイズのものが入手可能のようです。
サドル。
13mm。
シートポスト。
5mm六角レンチで動かせまが、固着気味です。
何回か左右に回すと動いてくれました。
後は固着しているであろう所に、CRC-556をたっぷり吹いておきました。
まだよく分からないところもあるので、慎重に分解を始めます。
続きます。


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