クロスバイクtokyobikeのメンテナンス(ホイールの整備)

クロスバイクtokyobikeのメンテナンスをしています。
今回は前後ホイールを整備します。
先ずハブの中を見ましょう。上の写真はフロントハブです。
ノンブランド品の様です。
回してみるとゴリゴリと強い抵抗を感じます。
良い状態ではないです。
典型的なカップアンドコーンです。
シャフトとボール。
一見「錆?」と思いましたが、どうやらグリスの色みたいです。
外に出てパーツクリーナーで洗浄。
本体も洗浄。
虫食いや傷はありませんでした。
部屋に戻って、グリスを塗ります。
気のせいかもしれないけれど、ボールがやや曇ってる気がします。
組付けます。
グリスを盛って、ボールを並べます。
玉当たりを調整します。
この時気付いたんですが、ロックナットはモンキーレンチの方が締めやすかった。
続いてリアハブ。こちらも回転が少し渋いです。
防塵防滴のためのシールが施されています。
そのためか、フロントハブよりは良い状態です。
本体はフリーボディがついているので、ケミカル洗浄は避けた方が良いです。
玉受けに傷があります。
交換したほうがいいのですが、ホイールの組み直しはさすがにつらいです。
実際漕いでみても体感できるかは難しいでしょう。
このままにしておきます。 
洗浄してグリスを塗布。
玉当たり調整をして、ハブの整備は以上です。
振れ取りをします。
リアのセンターが狂っていたので、修正しておきました。
このリアハブはOLD135mm。36Hのイタリアン8本取りです。
恐らく左右のスポークテンション差が130mmのロード用より、少ないと思うのですがどうでしょう。気になります。
測ってみましょう。
結果は・・・。
DS 87kgf   NDS 45kgf  その差は51%。
なるほどー。僕のホイールより約10%差が縮まっています。
ホイールのスポークテンションについて考える。(新ホイールのスポークテンション差はどうなる?)
もう少しスポークを張った方が良いと思いますが、全体に腐食しています。
触るのはちょっと怖いです。振れを取るだけに留めておきましょう。
両輪共整備は終了しました。
スプロケを装着しましょう。フリーにグリスを塗っておきます。
分解した時ここは緩んでいました。
体重を乗せて締めこみます。
このスプロケはスラム製です。
後はタイヤを嵌めれば、ホイールの完成です。
回転はかなり良くなりましたよ。特にフロントはかなり改善されたと思います。
どうも玉押しをきつく締めこみすぎていた様です。
ホイールは面倒くさがらずに整備してやると、その違いを走りで体感できると思います。
メンテナンスはもうちょっと続きます。


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