クロスバイクtokyobikeのメンテナンス(チェーン装着とリアメカの調整 前編)

前回ホイールの整備を終え、今日は駆動系の整備をします。
8sチェーンを購入しました。
これは僕の失敗で新しいものが必要になった次第です。
クロスバイクtokyobikeのメンテナンス(錆落とし)
シフターを一番Highにした状態で、ワイヤーの張り具合を確認します。
緩いです。
軽く張り直します。
このリアメカは、シマノ Acera。
なんとワイヤーをロックする部品が六角ボルトではなく、六角ナットでした。
しかも9ミリナットです。 
シマノさん、百歩譲って10ミリナットじゃダメなんですか?(笑)
リアホイールを装着。
チェーンをつなげる前に、Low側、High側の真下にガイドプーリーが来るように、大まかに合わせておきます。
上の写真はLow側の調整をしている所ですが、良くありません。
一番Low側にシフトするとガイドプーリーとスプロケが接触してしまいます。
テンションボルトを回してガイドプーリーを下に下げます。
リアメカを弄るのはこの時が初めてです。
tokyobikeを預かった直後、変速の具合はみましが、確かに一番Lowの32tには入ってくれませんでした。
「ワイヤーが緩んでるのかな」ぐらいにしか思っていなかったのですが、この状態から見るに、そもそも最初から入らないようになっていたことになります。
なんだか不自然ですね。
このAcera、 調べましたが最大許容歯数は32tらしいです。
調整すればほぼ真下にプーリーを寄せることができました。
これは僕の勝手な推測ですが、このSRAMのスプロケとグリップシフト、前のオーナーさんが自分でパーツ交換したのかもしれません。
そう考えると、分解前の締め付けの緩かったスプロケも合点がいきます。
またそもそも前42t後32tなんて軽いギア比は、街乗りではまず必要ないです。それが完成車の状態で販売されているとは考えづらい。
スプロケだけ取り換えて、リアメカの調整はそのままにした、そんなところじゃないでしょうか。
これはちょっと苦労しそうな予感がする。(笑)
チェーンを通すためクランクを嵌めましょう。
グリスを薄く塗っておきます。
ボルトにもグリス。
 目いっぱい締め込みます。
チェーンを通す準備ができました。
新品のチェーンには防錆用にやや硬めのオイルが塗られています。
自分でチェーンを交換する人は、パーツクリーナーでこのオイルを流してしまい、自分のお気に入りのチェーンオイルを塗布する人が殆どじゃないでしょうか。僕もそうです。
ただこのtokyobikeは、僕の物ではありません。
オーナーのKさん整備はあまりやらないでしょうから、このオイルは流さずそのままにしておきます。
その方が長持ちしそうです。
チェーン長を計ります。実はスプロケの最大歯数で計り方が変わります。
スプロケの最大歯数が27t以上の場合、前後の一番大きいギヤ(アウターロー)にチェーンを掛けます。
この時プーリーにチェーンは通しません。
チェーンを重ね合わせて、ギリギリ繋げられるリンクから2リンク加えたところでつなげます。この写真では赤い印のリンクになります。
余分なチェーンを切り、プーリーに通します。
アンプルピンを差し込みます。
繋げたら、はみ出た部分をこじって折ります。
繋げたところは、動きが渋くなっているので、グリグリしてやります。
クランクを回しながら、シフトチェンジを繰り返します。
回転自体は悪くないです。
でも変速のレスポンスが悪い。
そう思いながら続けていたら、Low側にシフトチェンジできなくなってきて、遂にHighに入ったきり、リアメカが動かなくなってしまった。
訳が分からない。あちこち調べたら・・・
シフトケーブルがこんなことに。‼
もう卒倒しそうになった。(笑)
これはケーブル交換だ。
これは予想以上に長引きそうです。
今日の作業はここまでとしましょう。
続きます。
 

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