リアホイールを組んでみる(実践編その1)

リアホイールを組んでみる(準備編)の続きです。

  スポークとニップルが届きました。

  本来292ミリと293ミリを半々用意するのですが、1ミリ程度短くても許容範囲ということなので、292ミリに統一しました。1ミリ違いのスポークを見分けるのも大変ですし、このほうが安く済みます。

 材料がそろいました。

 編み方ですが、一般的な「イタリアン3クロス」に挑戦します。僕はホイールを組むのは今回が初めてです。

 まず、スポークのネジにオイルを塗布します。滑りをよくするためです。

 何を塗るか迷いましたが、チェーンオイルにしました。

 オイルの前に、ゆるみ止めをネジに塗るらしいです。

 どうしようか悩みましたが、今回は省略しました。

 ハブにスポークを通してます。ハブを縦にして上側からスポーク穴にスポークを通します。ハブはどちら側を上にしても結果は同じになるはずです。

 スポーク穴は左右それぞれ半コマずれています。重要なのは下側のスポークが上側のスポークに対して、画面に対して左側に入れることです。イタリアンで組む場合の鉄則になります。

 一穴ずつ空けてスポークを通していきます。 

 ハブをひっくり返します。

 残りの穴に、同じように上からスポークを通します。

 すべてのスポークを通し終えました。こんがらがりそうです。

 リム穴にスポークを通しニップルで軽く留めます。

 フリー側から始めることにしました。矢印を描いた紙を置いてホイールの回転方向を常に把握しておきます。

 まずフランジの内側を通るスポーク(エルボーインと言う)を、バルブホールの左隣にいれます。

 そのスポークから数えて回転方向6番目のスポークを、1穴空けて左に通します。このスポークは必ずフランジ外側を通っているはずです(エルボーアウト)。またこのスポークは最初のスポークの内側を通って留めなければいけません。(実はここで間違えました。)

 後は隣のスポークに移って同じ動作を繰り返します。

 ここからかなり苦戦しました。上の写真は何回かやり直した後に撮ったものです。

 通す穴を間違えたり。スポークがばらけてしまったり。またリムに留めるにしたがって、どんどんスポークの長さに余裕がなくなって留めづらくなります。

 途中で反対側のスポークをまとめておくと、いくらかやり易いことに気づきました。

 次は反フリー側です。回転方向が今度は逆になるので、編み方もさっきとは逆になるはずですが、何処を起点に始めれば良いのか結局分かりませんでした。

 ただ、間違った穴にスポークを留めると、絶対にうまく組めないので適当に当たりを付けて組んでいきました(ここでも1回やり直しました)。

 悪戦苦闘の末何とか仮組できました。

 ここまでで、約4時間も掛かってしまいました。疲れたぁ。

 ただ何か違和感があります。仮組とは言えスポークがあまりに緩すぎるような・・・。

 違和感の原因が分かりました。

 対になるスポークはエルボーインは外側、エルボーアウトは内側に交差させなければいけません。それをすっかり忘れていました。

 上の写真はエルボーアウトのスポークが交差するエルボーインの外側を通っています。

 暫し呆然としてしまいました。

 今日は一旦やめにして、頭を冷やした方がよさそうです。

 ここで記事も区切らせていただきます。




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