ホイールのスポークテンションについて考える。(その1)

僕のSURLY Pacerに履かせているホイールです。
リムはALEXRIMS AT450、32H 。
モデルチェンジしているようですが、現在でも同じ型番の製品があります。

ハブは前後ともNOVATECH製。詳しい型番はよくわかりません。
どちらもメイドイン台湾ですね。
Pacerを購入した時に適当に見繕ってもらったものです。
金額はよくわかりませんが、安価なものでしょう。
このホイールに特別な思い入れはないです。
かといって不満もありません。壊れたら買い替えようと思っていますが、一向に壊れません。
そういうところは、まぁ気に入っています。
 
で、今後も使っていくということで、振れ取りとスポークテンション管理を自分でできるようにしたいと思いたちました。

買ってしまいましたw。 まず、PWT スポークテンションメーター STM01
それと、Minoura FT-1セット。振れ取り台です。
おそらくこの手の専用工具では、最も安価な製品だと思います。
画面下中央にある小さいのは、以前から持っている、パークツールのニップルレンチです。
ネットで両製品の評価を色々見ることができます。多少不安もありましたが、予算と収納面を考えると一番良い選択だと思います。素人がチョロっと使う程度ですし。

取り付けるとこんな感じです。
そして、スポークのテンションを計っていきます。

フリー側とハンフリー側に分けて、計ります。
振れ取り台がちょっとグラグラしますね。
さて、テンションメーターですが、計る場所や持ち方で結構バラつきが出ますね。厳密にテンションが計れるかは、ちょっと「?」という感じです。
ただ僕の場合テンションの「絶対値」が 知りたいわけではありません。
現在のスポークテンションが、どれくらい上下したかの「相対値」がわかれば十分です。

ゲージが指した数値をメモして、その平均値を出します。その平均値をテンションメーター付属の換算表に照らし合わせます。
余談ですが、この換算表はPWTのサイトからダウンロードできますが、なんと最も一般的なプレーン(ずん胴)スポークの表記がありません。
購入前気になったので 問い合わせたところ、バデッド(段つき)と同じだそうです。
 
話を戻して、以下がその結果です。

フロント
フリー側 68kgf
反フリー側 59kgf

リア
フリー側 68kgf
反フリー側 52kgf

リアホイールのテンションに左右で差が出るのは「おちょこ」の関係ですね。スプロケのある側がどうしてもテンションが上がります。これはわかります。
フロントは左右対称だから、テンションは同じだと思うのですが、差が出てしまいました。計り方が悪かったのかな?気になりますが今回は保留します。

ニップルレンチを画面手前に回せばスポークは締まります。 後に回せば緩みます。 
自転車を漕ぎつづければ、スポークは徐々に緩んでいくというのを聞きかじったことがあります。緩いスポークに力が加えられれば、撓んでしまってせっかくのパワーを逃がしてしまいます。
僕は10年以上軽く振れ取りをしたぐらいで、スポークテンションには無関心でした。
ということはこのホイールは「進まないホイール」ということになりますよね。
ただ、僕にはそんな自覚は今まで全くありませんでした。「こんなもんじゃないかなぁ?」という感じです。
僕は700cのホイールをこれ以外所有したことがないです。だから「進むホイール」と「進まないホイール」の違いが判らないんですね。自分に物差しがないわけです。
そこで、あえてスポークを緩めて、テンションを落としてみます。
 進まないホイール」をまず経験してみようと思います。

約1/2回転緩めました。

フロント
フリー側 68kgf  ➡ 59kgf
反フリー側 59kgf ➡ 45kgf

リア
フリー側 68kgf ➡ 52kgf
反フリー側 52kgf ➡ ? (30kgf)

リアの反フリー側は換算表に数値が記載されていませんでした。たぶん緩めすぎだと思われます。括弧の数値はこのくらいかなと適当に予想したものです。
一抹の不安はありますが、しばらくこの状態で、漕いでみようと思います。
我ながらアホなことしてますねw。さあどうなりますか。

追記

2017年9月 あれから、何度もスポークテンションを調整したり、ホイールを自分で組んだりと経験を積んでいます。
そして改めてこの記事を読みなおすと、どうも誤りがあることに気が付きました。
リアホイールのスポークテンションですが最初の計測は以下の通りです。

リア
フリー側 68kgf
反フリー側 52kgf 
 リアホイールの左右のテンション差が、ここまで近づくことは、通常あり得ないと思われます。

フリー側 52kgf
反フリー側 ? (30kgf) 
テンションを緩めた上の数値もしたがって、かなり疑わしいです。
その根拠として、リアホイールを組み直した時の、テンション値は

ホイールのスポークテンションについて考える。(その2)
リア
フリー   124kgf
ノンフリー 41kgf こんなにも離れています。何度かホイールを組んでみるとわかるのですが、こちらのほうが、正しい数値差だと思われます。

何故こんな計測値がでたのか、今となっては確かめるすべもありませんが、おそらく計り方を間違えていた、もしくはホイールセンターがずれていたのかと思われます。

この記事のスポークテンションの計測値は信憑性はありませんので、その旨ご報告します。







 

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